15日ホームでセレッソ大阪戦
2年間の契約延長を11日に発表したJリーグ・ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが、15日のセレッソ大阪戦(16時・ノエビアスタジアム神戸)のオンライン前日会見に出席した。
前節9日の横浜F・マリノス戦は0ー2で完敗。現在5位の神戸は4位・サガン鳥栖と勝ち点4差に開き、6位・アビスパ福岡にも勝ち点1差と迫られているだけに「明日の試合は重要だとみんな分かっている。先週負けたんで悪い流れをつくらないためにも勝つための準備をしている」と主将として危機感をにじませた。
自身は右太もものケガから5月1日の広島戦で戦列復帰し、15分間途中出場。5日のルヴァンカップFC東京戦では26分、9日の横浜FM戦では31分間と徐々に出場時間を伸ばしている。
ただ、ケガだけでなく試合勘も含めた完全復調にはもう少し時間がかかる様子。「試合を重ねるごとにコンディションが上がっているのは間違いない。練習やプレーする時間を少しずつ上げてベストに持っていく。5月はそれを達成するための月。経過には満足している」と焦らず、じっくり取り戻していく構えを見せた。
2年の契約延長については「これまでの3年間を見ると、このクラブが達成できたこともいくつかある。プロジェクトの方向性は間違えていない」と2020年1月の天皇杯制覇や同年のACL4強入りなど、積み重ねてきた実績を強調。その上で「ワクワク感は今もあるし、ヴィッセル神戸で偉大なことを成し遂げるモチベーションが自分を動かしている」と意欲は衰えていないことを明かした。
だからこそ、ケガの回復には細心の注意を払う。「引退を決めるのは自分でありたい。ケガが原因で引退はしたくない」と力説した。