37歳バースデー会見、推定33億円から減俸示唆
J1ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが11日、東京都内で会見し、2023年まで2年の契約延長を発表した。
「信頼されている、大切にしてもらっていると感じられることが重要だった。コンディションを落とさず、チームに貢献できるように日々頑張っていきたい」
この日が37歳の誕生日だったイニエスタは穏やかな表情でそう話した。さらに「神戸は第二の故郷になった」と神戸愛を強調。「いつまでもサッカー選手としてピッチでプレーを続けることはできない。いつか終わりは来る。選手としてのキャリアをここで最後まで続けたいと思っている。サッカー選手としてだけでなく、このクラブとは今後もいろんな形で関わり続けていきたい」と神戸で現役を終える決意をのぞかせた。
イニエスタはスペインのバルセロナから2018年に3年契約で神戸入り。推定年俸33億円と報じられたが、会見に同席したヴィッセル神戸の三木谷浩史会長は「新型コロナで神戸だけでなく、様々なクラブが経済的に厳しい状況にある。イニエスタらしいなと思うが、経済面でもかなり歩み寄りをしてくれた」とイニエスタが減俸を呑んだことを示唆した。
また、「エルクラシコでレアルのサポーターがスタンディングオベーションするのはアンドレスくらい」と古巣バルセロナ時代にライバル、レアル・マドリードのサポーターからも称賛されたプレーや人間性を高く評価。「ヴィッセルのステイタスが上がった以上にJリーグの世界的な認知度が上がった」と大物獲得の成果を強調した。