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Jリーグ神戸イニエスタが2年の契約延長、神戸で現役終える覚悟も

2021 5/11 15:37SPAIA編集部
バースデーケーキに笑顔の神戸アンドレス・イニエスタと三木谷浩史会長ⒸVISSEL KOBE
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ⒸVISSEL KOBE

37歳バースデー会見、推定33億円から減俸示唆

J1ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが11日、東京都内で会見し、2023年まで2年の契約延長を発表した。

「信頼されている、大切にしてもらっていると感じられることが重要だった。コンディションを落とさず、チームに貢献できるように日々頑張っていきたい」

この日が37歳の誕生日だったイニエスタは穏やかな表情でそう話した。さらに「神戸は第二の故郷になった」と神戸愛を強調。「いつまでもサッカー選手としてピッチでプレーを続けることはできない。いつか終わりは来る。選手としてのキャリアをここで最後まで続けたいと思っている。サッカー選手としてだけでなく、このクラブとは今後もいろんな形で関わり続けていきたい」と神戸で現役を終える決意をのぞかせた。

イニエスタはスペインのバルセロナから2018年に3年契約で神戸入り。推定年俸33億円と報じられたが、会見に同席したヴィッセル神戸の三木谷浩史会長は「新型コロナで神戸だけでなく、様々なクラブが経済的に厳しい状況にある。イニエスタらしいなと思うが、経済面でもかなり歩み寄りをしてくれた」とイニエスタが減俸を呑んだことを示唆した。

また、「エルクラシコでレアルのサポーターがスタンディングオベーションするのはアンドレスくらい」と古巣バルセロナ時代にライバル、レアル・マドリードのサポーターからも称賛されたプレーや人間性を高く評価。「ヴィッセルのステイタスが上がった以上にJリーグの世界的な認知度が上がった」と大物獲得の成果を強調した。

J1リーグ通算13得点

イニエスタは2018年のリーグ戦は14試合出場で3得点、2019年は23試合出場で6得点、2020年は26試合出場で4得点とJ1通算13得点をマーク。2020年1月には悲願のクラブ初タイトルとなる天皇杯制覇に貢献した。

昨年のACL準々決勝の水原三星戦で右太ももを痛め、今季は出遅れていたが、5月1日の広島戦で戦列に復帰。いずれも途中出場ながら5月9日の横浜FM戦では31分間出場し、順調な回復をアピールしている。

「ヴィッセル神戸をさらに強いチームにしていくという目標は続く。さらに高みに連れていくための貢献をしたい」

神戸は現在5位。世界を魅了してきたイニエスタの航海はまだ続く。

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