27日にホームで柏と開幕戦
J1セレッソ大阪のレヴィー・クルピ監督とMF清武弘嗣、FW大久保嘉人の3人が開幕戦を翌日に控えた26日、オンライン会見に出席した。
27日の開幕戦はホームのヤンマースタジアム長居に柏レイソルを迎える。キャプテンの清武は「順調に来てるし、より攻撃的なセレッソを明日は見せられると思う」とクルピ体制らしい攻撃サッカーを断言した。
昨季はリーグ9位タイの46得点ながら、リーグ3位の37失点と堅守でリーグ戦4位にくい込んだだけに「積み上げてきたものがある。守備のやり方は特に変わらない」と昨年までのベースにクルピ流のエッセンスがブレンドされたサッカーに自信を示した。
大久保はゴールの「予感ある」
15年ぶりにセレッソに復帰した大久保も「怪我もなく全てをこなせて、体調もかなりいい」と順調な仕上がりの様子。15年前と比べて「クラブとして大きくなっていると感じた。タイトルを取らないといけないチーム」と表情を引き締めた。
キャンプからのトレーニングを通じて清武との呼吸も合ってきた。川崎フロンターレ時代は昨季限りで引退した中村憲剛とホットラインを築いたが、「キヨとやってると憲剛さんを思い出した。懐かしい感覚があった。自分の良さを引き出してくれるんじゃないか」と手応えをつかんでいる。
若手時代に「背中を見て育った」と振り返るセレッソの大先輩、FW西澤明訓がつけていた背番号「20」を背負って迎える開幕戦。「試合に出られれば予感はある」とJ1通算186得点目となるゴールに意欲を見せた。
クルピ監督の誕生日前祝いなるか
4度目のセレッソ指揮官就任となったクルピ監督は「キャンプを通して手応えは十分ある。選手たちのレベルも期待通り高い。昨年までの土台はいいものがあるので大きく変えようとは思っていない」と言い切る。
開幕戦翌日の2月28日は68歳の誕生日だけに「明日、勝利をつかめれば何よりのプレゼントになる」と目尻を下げた。まだまだ肌寒いが、ひと足早いセレッソ桜の開花宣言は出るか。キックオフは16時だ。
【関連記事】
・セレッソ大阪対柏レイソル試合プレビュー
・中村俊輔、大島僚太、清武弘嗣らJ1の「10番」17人の選ばれし者たち
・セレッソ大阪が快勝発進、開幕へつぼみ膨らむ「クルピイズム」