徳島に2ー1、豊川雄太と清武弘嗣がゴール
宮崎でキャンプ中のJ1セレッソ大阪が4日、徳島ヴォルティスと2021年シーズンに向けて初めての練習試合を行った。30分が1本と45分が2本の計120分で、豊川雄太と清武弘嗣のゴールで2-1と勝利。レヴィー・クルピ監督就任後初めての実戦で幸先のいいスタートとなった。
終了後に会見したクルピ監督は「今日の目的はプレーヤーの個性を見ることと、ポジショニングができているかを確認することだったが、手応えを感じた。全体として質の高い選手が揃っている」と納得の表情。豊川雄太も「1ゴール1アシストできたことはすごくよかった」と満足げな笑みを浮かべた。
クルピ監督は4度目のセレッソ監督就任。2010年にはリーグ3位にくい込んでACL出場に導くなど攻撃サッカーで実績を残してきた。ロティーナ監督に率いられた昨季は、固い守備で勝ち点60を積み上げたが4位どまり。そこにクルピ監督が積極攻撃のエッセンスを注入している。
豊川は「前へ前へという声は多く出てる。去年のやり方も完全になくさず、しっかりボールを保持しながら隙を見て前に行くのがいい。バランスよくいってると思う」とチームの進化を肌で感じているようだ。
坂元達裕も「去年は外に張って仕掛けること多かったんで、アシストはできても得点は2ゴールと少なかった。今年はどんどんシュートを打てと監督に言われてるんでゴールを狙っていく」と話し、10ゴール10アシストを目標に掲げた。
徐々に浸透しつつある「クルピイズム」。開幕に向けて、桜のつぼみは膨らみつつある。
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