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元Jリーグ得点王・黄善洪氏が暫定監督、クリンスマン解任のサッカー韓国代表

2024 3/11 11:00SPAIA編集部
韓国代表の暫定監督を務める黄善洪氏,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

U-23韓国代表監督と兼務、タイ戦で指揮

サッカーJリーグのセレッソ大阪や柏レイソルで活躍した黄善洪氏(55)が暫定的に韓国代表で指揮を執ることになった。

アジアカップ終了後にユルゲン・クリンスマン監督を解任した韓国サッカー協会は後任人事に着手。現役時代はJリーグでも活躍し、引退後に韓国代表監督を務め、現在は蔚山現代で指揮を執る洪明甫氏らが候補に挙がったが、Kリーグ開幕直前だったこともあって頓挫した。

当初は正監督を決める意向が示されていたものの、ひとまずU-23韓国代表監督を務める黄善洪氏がA代表を暫定的に兼務。3月21、26日に行われるW杯アジア2次予選のタイ戦2試合で指揮を執る。

セレッソ大阪時代に24ゴールで得点王

黄善洪監督は1991年にドイツ下部リーグでプロキャリアをスタートし、Kリーグの浦項スティーラースを経て、1998年セカンドステージからセレッソ大阪に加入。翌1999年には24ゴールを挙げて得点王に輝いた。

2000年セカンドステージ途中から柏レイソルに移籍し、洪明甫とともにプレーした。韓国代表としても1990年のイタリアW杯から2002年の日韓共催W杯まで4大会連続出場。J1リーグ通算70試合42得点をマークしたストライカーだ。

引退後はKリーグの釜山アイパーク、浦項スティーラース、FCソウルなどで監督を歴任。2021年からU-23韓国代表監督を務めている。

アジアカップでは準決勝でヨルダンに0-2で完敗した韓国。中東勢の躍進とともに「日韓2強時代」の終焉が叫ばれており、A代表の立て直しは急務となっている。

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