「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

サッカー日本代表アジアカップ9大会連続8強入り 次戦の相手はイラン、通算成績は五分も直近3戦は2勝1分

2024 2/1 12:30SPAIA編集部
サッカー日本代表,Ⓒゲッティイメージズ
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

3大会ぶりの奪還へ負けられない戦いが続く

サッカー日本代表『SAMURAI BLUE』は31日、『AFCアジアカップカタール2023』ラウンド16でバーレーン代表と対戦。堂安律と久保建英、上田綺世が得点を決めて3-1で快勝した。

旗手怜央の負傷交代など心配なシーンもあったが、ひとまず9大会連続のベスト8進出が決定。3大会ぶりのアジアカップ制覇へ一歩前進している。

31日をもってラウンド16も全試合が終了し、ベスト8の組み合わせはタジキスタンvs.ヨルダン、オーストラリアvs.韓国、イランvs.日本、カタールvs.ウズベキスタンに決まった。

イランと言えば言わずと知れたアジアの強豪。今大会出場チームをFIFAランキング順に並べると、17位の日本がトップでそれに次ぐのが21位のイラン。アジアカップは15大会連続の出場で4度目の優勝を目指している。

これまでの日本vs.イランを振り返ってみると、通算17戦で成績は6勝6敗5分とまったくの五分。それでも直近では2019年のアジアカップ・準決勝で3-0の快勝を収めるなど、2005年の8月17日を最後に3戦負けなしとなっている。

▼ 日本vs.イランの歴史
・2019年1月28日『AFC アジアカップ UAE 2019』
○ 3-0(イラン/Hazza Bin Zayed Stadium)

・2015年10月13日『国際親善試合』
△ 1-1(イラン/アザディスタジアム)

・2005年8月17日『W杯ドイツ大会 アジア地区最終予選』
○ 2-1(日本/横浜国際総合競技場)

・2005年3月25日『2006FIFAワールドカップドイツアジア地区最終予選』
● 1-2(イラン/テヘラン)

・2004年7月28日『AFCアジアカップ 中国2004』
△ 0-0(中国/重慶)

・1999年9月8日『キリンチャレンジ1999』
△ 1-1(日本/横浜国際総合競技場)

・1997年11月16日『FIFAワールドカップフランス'98アジア地区第3代表決定戦』
○ 3-2(マレーシア/ジョホールバル)

・1993年10月18日『FIFAワールドカップアメリカ'94 アジア地区最終予選』
● 1-2(カタール/ドーハ)

・1992年11月3日『第10回アジアカップ』
○ 1-0(日本/広島広域運動公園陸上競技場)

・1990年10月1日『第11回アジア競技大会(北京)』
● 0-1(中国/北京)

・1989年1月20日『親善試合』
△ 2-2(イラン/テヘラン)

・1986年9月22日『第10回アジア競技大会』
● 0-2(韓国/ソウル)

・1982年11月21日『第9回アジア競技大会』
○ 1-0(インド/ニューデリー)

・1966年12月18日『第5回アジア競技大会』
● 0-1(タイ/バンコク)

・1966年12月11日『第5回アジア競技大会』
○ 3-1(タイ/バンコク)

・1951年3月8日『第1回アジア競技大会』
△ 0-0(インド/ニューデリー)

・1951年3月7日『第1回アジア競技大会』
● 2-3(インド/ニューデリー)

【通算成績】17試合=6勝6敗5分

流れを変えた「ジョホールバルの歓喜」

日本とイランの対戦を振り返るうえで、避けて通れないのが1997年11月16日の『FIFAワールドカップフランス'98アジア地区第3代表決定戦』。いわゆる“ジョホールバルの歓喜”である。

掴みかけていたW杯出場が手からすり抜けた“ドーハの悲劇”から4年。悔しさをバネに挑んだフランスW杯予選も道中で加茂周監督が解任、岡田武史ヘッドコーチが急遽監督に就任するなど苦しい歩みを強いられた。

それでもなんとかイランとの第3代表決定戦に望みをつなぐと、先制して逆転を許しながらも後半に追いつき、ゴールデンゴール方式の延長戦へ。PK戦も迫る延長後半13分、試合を決めたのは途中出場の“野人”岡野雅行のゴールだった。

日本サッカー界の歴史を変えた一戦。対イランで見ても、ジョホールバルの歓喜以前は3勝5敗2分と黒星が先行していたのが、以降は3勝1敗3分と見事に形勢が逆転している。

果たして、通算18回目の激突はどんな結末が待っているのか。『AFCアジアカップカタール2023』準々決勝・イラン戦は2月3日(土)20時30分キックオフ。

『SAMURAI BLUE』今後の日程と放送予定

・2月3日(土)
<準々決勝/20時30分>
日本 - イラン
→ テレビ朝日(生中継)
→ DAZN(LIVE配信)

・2月7日(水)
<準決勝/24時00分>
日本(準々決勝で勝利した場合) - カタール or ウズベキスタン
→ テレビ朝日(生中継)
→ DAZN(LIVE配信)

・2月10日(土)
<決勝/24時00分>
??? - 日本(準決勝で勝利した場合)
→ テレビ朝日(生中継)
→ DAZN(LIVE配信)

※テレビ朝日は日本進出時のみ生中継、DAZNは全試合生配信

【関連記事】
サッカー日本代表、5度目の王座奪還へアジアカップの歴代成績と名場面
【サッカー日本代表】『AFC アジアカップ カタール 2023』招集メンバー
2024年得点王にも期待 Jリーグ移籍市場を沸かせた今季注目の5人の新戦力ストライカー