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サッカーアジアカップ決勝で初の日韓対決なるか?連勝中のライバル同士が勝ち上がる可能性

2024 1/17 11:00SPAIA編集部
日本代表の森保一監督と韓国代表のクリンスマン監督,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

アジアカップで日本は4回、韓国は2回優勝も決勝での対戦なし

カタールで開催されているサッカーのAFCアジアカップでグループDの日本代表は14日に行われたベトナムとの初戦に4-2で逆転勝ちした。

前半、先制した日本は、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ監督が率いるベトナムに一度は逆転を許したが、南野拓実(モナコ)が同点弾を決めると、さらに中村敬斗(スタッド・ランス)のゴールで勝ち越し。後半には上田綺世(フェイエノールト)のゴールでダメを押し、白星スタートを切った。

一方、グループEの韓国は15日に行われたバーレーン戦に3-1で勝利。イエローカードが両チームに計7枚出る荒れ気味の試合となったが、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)の2得点などで白星発進した。

これまで何度も熱い戦いを繰り広げてきた両国だが、ともにグループリーグを1位通過すると決勝まで対戦しない組み合わせになっている。

日本(FIFAランキング17位)は19日にイラク(同63位)、24日にインドネシア(同146位)との対戦が予定されており、韓国(同23位)は20日にヨルダン(同87位)、25日にマレーシア(同130位)と対戦。いずれも格下との対戦が続くことから、日韓両国とも1位通過する可能性は十分にある。

これまでのアジアカップで日本は4回、韓国は2回優勝しているが、意外にも決勝での対戦はない。アジアの頂上決戦でライバル対決が実現すれば盛り上がることは間違いないだろう。

日本は国際Aマッチ10連勝、韓国は7連勝

日本代表の森保一監督は、日本が初優勝した1992年の広島大会に選手として出場しており、選手&監督としてアジアカップ制覇なら史上初。ベトナム戦の勝利で国際Aマッチ10連勝となり、勢いが止まる気配はない。

一方、韓国代表を率いるのがユルゲン・クリンスマン監督。西ドイツ代表としてワールドカップ優勝を経験し、指導者としてもドイツ代表とアメリカ代表監督を務めている。こちらもバーレーン戦の勝利で国際Aマッチ7連勝となった。

初戦で2ゴールを決めたイ・ガンインだけでなく、ソン・フンミン(トッテナム)、キム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)らタレントが揃っており、自国開催だった1960年大会以来64年ぶりの優勝を狙っている。

もちろん、日韓ともにグループリーグを1位通過しても決勝トーナメントでイラン(FIFAランキング21位)、オーストラリア(同25位)、サウジアラビア(同56位)など骨のある相手と対戦する可能性がある。決勝進出が容易でないのは言うまでもない。

それでも久々に熱い日韓戦を観たいファンは少なくないはず。連勝記録を伸ばしてアジアの頂上決戦で激突となれば、これ以上の舞台はない。

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