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サッカー日本代表「アジア2次予選初戦」と「W杯本大会初戦」でメンバーはどのくらい変わる?過去3大会で検証

2023 11/18 07:00SPAIA編集部
サッカー日本代表,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

北中米大会へ快勝発進

サッカー日本代表「SAMURAI BLUE」は16日、『FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選』の初戦・ミャンマー戦(大阪・吹田)に5-0で快勝。8大会連続のW杯出場に向けて幸先の良いスタートを切った。

2026年の北中米大会の出場権を争うアジア2次予選では、全36チームが4チームずつの計9グループに分かれてホーム/アウェイで対戦。各グループの上位2チームが3次予選へと駒を進める。

なお、2026年のW杯はアメリカ・カナダ・メキシコという史上初の“3カ国共同開催”として実施されることが決定しており、出場枠もこれまでの「32」から「48」へと拡大されている。アジア大陸からの出場枠は「8.5」となり、プレーオフも含め最大で9チームが出場することができるようになった。

3年後の6月に向けた長い戦いの中で、予選開始時から本番までの期間、主力であり続ける選手は果たしてどのくらいいるのか。今回は過去3大会の予選と本番、その第1節のスタメンを振り返って調査してみたい。

2022年・カタール大会はベテラン4名

2022年・カタール大会


2022年の11月から12月にかけて行われた、『FIFAワールドカップカタール2022』。そのアジア2次予選の初戦は2019年9月10日に敵地で行われたミャンマー戦だった。

序盤の2得点を守り切って勝利した日本代表のスタメン11名のうち、3年後の冬にカタールの地で開幕戦のドイツ戦でもスタメンに名を連ねたのは、GKの権田修一とキャプテンの吉田麻也、そして両サイドバックの長友佑都と酒井宏樹という森保一監督が就任する前から長きにわたってSAMURAI BLUEの中心として活躍していた4名のベテランたちだ。

一方で、スタメンではなかったものの途中からピッチに立った選手も含めると、伊東純也と久保建英の2名はアジア2次予選の初戦では途中出場だったところからW杯本戦では開幕戦のスタメンに食い込み、反対に冨安健洋と堂安律、南野拓実は予選ではスタメンだったが、本戦では途中出場に変わっている。

ちなみに、カタールW杯で大ブレイクを果たす三笘薫は途中出場で流れを変える切り札的な起用がメインだったためスタメンにはおらず、アジア2次予選の第1節に関しては招集メンバーにも入っていなかった。

2018年・ロシア大会は6名

2018年・ロシア大会


2018年のロシア大会は予選までヴァイッド・ハリルホジッチ監督が指揮を執り、本大会の直前になって西野朗監督が電撃就任するという想定外の事態の中での戦いとなった。

それでも、本大会初戦・コロンビア戦のスタメンにはキャプテンの長谷部誠を中心に、3年前のアジア2次予選初戦・シンガポール戦のスタメンから6名がロシアのピッチに立ち、2-1で逆転勝利を掴んでいる。

なお、予選のスタメンのうち槙野智章と本田圭佑、岡崎慎司、宇佐美貴史の4名はロシアW杯のメンバーに選出され、途中出場や開幕戦以外のところでの出場があった。

2014年・ブラジル大会も同じく6名

2014年・ブラジル大会


2014年のブラジル大会は予選から本大会までアルベルト・ザッケローニ監督が指揮を執り、アジア予選は3次予選からの参加となった。2011年10月11日に行われた初戦・タジキスタン戦で8得点快勝を飾ったメンバーのうち、ブラジルで開幕戦のピッチに立ったのは6名だった。

過去3大会に共通して言えるのが、ゴールキーパーとキャプテンは数年の間隔があっても変わらずチームの柱として君臨するケースが多いということ。ブラジル大会とロシア大会の川島永嗣、カタール大会の権田修一は予選から本戦までの約3年にわたって日本の守護神としての地位を守り、同じくブラジルとロシアでは長谷部誠が、カタールでは吉田麻也が精神的支柱としてチームを支えていた。

16日に行われた今回のアジア2次予選で言えば、ゴールキーパーは24歳の大迫敬介が務めた。この大迫も2021年の東京五輪の時は谷晃生の控えだったことを考えれば、これからの守護神争いは熾烈を極めることが予想される。2026年の本大会では誰がゴールマウスを守っているのか、ひとつの注目ポイントとなりそうだ。

また、ブラジル大会の予選から3大会連続で予選・本戦のスタメンを飾った吉田麻也が、今回のアジア2次予選ではスタメンどころか招集メンバーからも外れた。ミャンマー戦でキャプテンを務めた中山雄太がこれからの日本代表の支柱となっていくのか、こちらも引き続き見守っていきたい。

ほかにも、昨年のカタール大会でも主力として活躍を見せた鎌田大地や堂安律、南野拓実、田中碧といったところは3年後も30前後で選手として脂の乗ってくる時期と言えるだろう。一方で、今回のミャンマー戦では出番がなかった伊東純也や久保建英、負傷により代表から離脱した三笘薫など、スタメンに名を連ねていない有力選手も数多くいる。3年後のSAMURAI BLUEの中心にいるのは一体どの選手か、また数年後に振り返ってみたい。

ミャンマー戦スタメン


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