三浦知良のリーグ戦最年長ゴール
さまざまな世界一が認定されているギネス世界記録。日本サッカー界も7つのギネス世界記録を保持している。以前保持していたものも含めて紹介する。
日本サッカー界のキングこと、三浦知良。現在もJFLの鈴鹿ポイントゲッターズで現役を続けるカズは「リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手」というギネス世界記録を保持している。
これは横浜FCに所属していた2017年3月12日に、ニッパツ三ツ沢球技場で50歳14日でゴールを決めた際のもの。さらに記録を伸ばすことはできるだろうか。
中村憲剛のJリーグ最年長MVP
2016年12月20日に、Jリーグアウォーズで最優秀選手賞を受賞した中村憲剛。36歳50日での受賞は「Jリーグアウォーズ最優秀選手賞を受賞した最高齢選手」というギネス世界記録に認定されている。シーズン途中に負傷を負いながらもリーグ戦9ゴール11アシストと、素晴らしい活躍をみせたシーズンだった。
澤穂希が持つ2つの記録
1995年のFIFA女子ワールドカップスウェーデン大会を皮切りに、2015年のカナダ大会まで出場した澤穂希。6大会に出場したことで、「FIFA女子ワールドカップ最多出場記録」を保持している。
ちなみに男子の最多出場記録は元イタリア代表のジャンルイジ・ブッフォン、元ドイツ代表のローター・マテウスら4人が記録した5回であり、これをみると澤の6回という記録のすごさがわかるだろう。
さらに2011年のFIFA女子ワールドカップドイツ大会決勝、アメリカ戦で延長後半終了間際(117分)に決めた起死回生の同点弾は「FIFA女子ワールドカップ決勝における最も遅い時間に決めたゴール」に認定されており、2つのギネス世界記録を保持している。
2つのカップ戦
日本の2つのカップ戦もギネス世界記録を保持している。1つは前年度のJリーグ王者と天皇杯王者が対戦する「FUJIFILM SUPER CUP」。大会名称こそ変わっているが、1994年から28年間にわたって続くこの大会は「同一企業の協賛で最も長く開催されたサッカースーパーカップ大会」としてギネス世界記録に認定されている。
またこちらも名称は変わっているが、1992年から続く「ルヴァンカップ」。今年で30回目を迎えるこの大会は「同一企業の協賛により最も長く開催されたプロサッカーの大会」としてギネス世界記録に認定されている。どちらもJリーグの歴史とともに刻まれてきた記録といえるだろう。
中山雅史のハットトリックと南野拓実のハイタッチ
元日本代表中山雅史は、2000年のアジアカップ予選ブルネイ戦で試合開始から3分15秒でハットトリックを達成。「国際試合における最短ハットトリック」を保持している。
もう1つ、ジュビロ磐田時代の1998年に4試合連続ハットトリックを達成し、「公式戦での連続ハットトリック記録」としてギネス認定されていたが、こちらは2016年にクロアチアの地域リーグの選手が5試合連続ハットトリックを達成し、更新されている。
最後に、日本代表の南野拓実が保持していた意外なギネス世界記録を紹介しよう。セレッソ大阪に所属していた2014年、イベントで「1分間に何人とハイタッチをできるか」というギネス世界記録に挑戦し、当時最多だった171回を更新する187回を達成。こちらも現在では塗り替えられたが、ギネス世界記録に認定されていた。
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