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知っておきたい!セーリングの名選手はどんな人がいるの?

2017 2/9 09:26
セーリング
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Photo by YanLev/ Shutterstock, Inc.

ちょっとマイナーかもしれませんが、一度でも観戦すればハマってしまうこと間違いなしのセーリング!
最近、興味を持つ人が増えてきています。 ところで、そんなセーリングには、どんな名選手がいるのでしょうか?
今回はセーリングの名選手についてご紹介します。

セーリングの名選手は息が長い

セーリングの選手は、トップレベルまで成長すると、他のスポーツと比べて長くその座に君臨し続けることができます。それは、セーリングは身体能力だけがすべてのスポーツではないからです。
実際に、54歳にしてオリンピックでメダルを獲得した選手も存在しており、大成した場合は長ければ10年以上その座に君臨することも難しくありません。 また、最低限の体力さえあれば、男子と女子の差はそこまで大きくないとも言われています。

技術の習得に時間がかかる

なぜセーリングの選手がトップに君臨する期間が長いかというと、セーリングは自然との闘いだからです。力任せで艇を操船するのではなく、風を読み、潮流を読み、そして今後発生しうる風を予測して、即座に反応しなければいけないのです。
そのため、逆に言えば、若くしてトップの座を手に入れることは少なく、力をつけるためにはかなり長い経験が必要になります。だからこそ、トップレベルまで達した選手は、長くその場にいることができるのです。

4連覇を達成したベン・エインズリー

ベン・エインズリーは、セーリング界でも名を馳せた選手です。1977年にイギリスのマックルズフィールドで生まれた彼は、幼い頃からセーリングに触れており、その経験値はかなり高かったと言われています。身長は187cmと大きく、その体で豪快に艇を操ります。
1996年のアトランタオリンピックにおいて、男子レーザー級で銀メダルを獲得して以降、2000年シドニーオリンピックのレーザー級、2004年アテネオリンピック、2008年北京オリンピック、2012年ロンドンオリンピックのフィン級で金メダルという記録的な4連覇を達成しています。

日本人初のメダリスト重由美子、木下アリーシア

重由美子選手は、1965年に佐賀県唐津市で生まれました。木下アリーシア選手は、1967年にデンマークのコペンハーゲンで生まれました。
重選手は、佐賀県のヨットハーバーで仕事をしながらセーリング競技の経験を積み、日本でもトップレベルの選手になっていました。そして、フェリス女学院大学に在学中だった木下選手をスカウトして、ともにセーリングの世界で戦います。
1992年に2人でバルセロナオリンピックの470級に出場し、惜しくも5位入賞となります。その悔しさをばねに、4年後のアトランタオリンピックでは、見事銀メダルを獲得したのです。

これからの躍進が期待できる土居愛実

土居愛実選手は、1993年に神奈川県で生まれました。20代前半という若さですが、日本のセーリング界で注目されている選手です。
小学2年生の時に横浜でヨットを始め、高校生の時にレーザーラジアル級に挑戦しました。2010年に行われたJOCジュニアオリンピックカップにおいて、総合2位、女子1位の成績を挙げ、2011年の全日本選手権で優勝しています。
まだまだ若い彼女ですが、経験と勘は確かで、すでに日本のトップ選手の仲間入りをしています。今後の活躍も期待できそうです。

まとめ

今回は、セーリング界における名選手についてご紹介しました。
土居選手は、まだオリンピックでは結果を残せていないものの、すでに日本におけるトップレベルの選手であり、今後の成長次第ではメダルも不可能ではありません。 ぜひ皆さんも注目してみてはいかがでしょうか?