セーリングとは
セーリングは、オリンピックの正式競技にも採用されている海のスポーツです。ヨットやサーフボードに帆をつけ、風の揚力によって水の上を滑るように走らせます。そのため、操船技術だけでなく、自然を読む力が重要になります。
セーリングは、風下からスタートして、あらかじめ設定されたルートをどれくらいの最短距離で走れるかを競います。低得点ルールを採用しており、すべてのレースにおいて総合得点が最も低いチームが勝利となります。
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オリンピック効果により、今まで見る機会がなかったスポーツに目を触れる機会が増えています。 たとえマイナーでも、観戦するとハマってしまうこと間違いなしのスポーツはたくさんあります。 今回はその中でも特に人気のあるセーリングを観戦する際のポイントをご紹介します。
セーリングは、オリンピックの正式競技にも採用されている海のスポーツです。ヨットやサーフボードに帆をつけ、風の揚力によって水の上を滑るように走らせます。そのため、操船技術だけでなく、自然を読む力が重要になります。
セーリングは、風下からスタートして、あらかじめ設定されたルートをどれくらいの最短距離で走れるかを競います。低得点ルールを採用しており、すべてのレースにおいて総合得点が最も低いチームが勝利となります。
セーリングの一番の見どころは、操船技術というよりも、自然を読む心理戦にあります。早く走るため、操船技術はもちろん必要ですが、動力源となる風をいかにつかめるかということが競技の勝敗を分けます。潮流と風を正確に予測することが一番重要なポイントなのです。
さらに、セーリングのルールのもとになっているのは、世界共通の海上ルールです。競技中は、そのルールに従う必要があり、相手の進路などを妨害してしまうと、加点されて不利な状況になってしまいます。
日本は海に囲まれているためか、比較的さまざまな場所でセーリング競技を観戦することができます。特によく試合が観戦できる場所といえば、神奈川県の横浜、葉山、江の島、千葉県の稲毛、関西では三重県津市や和歌山県などが挙げられます。
競技の詳細日程については、日本セーリング連盟のホームページで確認することができます。また、現地で観戦するときには、スマホアプリの「スマホでヨットレース」をダウンロードしておくと、GPSでリアルタイムに航跡を追跡できるので、試合展開がよくわかります。
ここでは、試合観戦のための最低限のルールについてご紹介します。
セーリングでは、独自の低得点方式を取り入れています。試合において獲得した点数が最も低いチームが優勝となります。少しわかりにくいかもしれませんが、1位が1点、2位が2点、3位が3点といった得点になります。
なぜこのような方式なのかというと、進路妨害などの反則を行った際にも加点されるからです。加点と減点が混ざるとややこしいということから、低得点方式にして反則についても加点としたのです。
今最も注目されている日本人選手は、土居愛実選手です。神奈川県横浜市生まれで、まだ大学4年生の22歳ですが、日本選手権では何度も優勝経験のある期待の選手です。世界大会においても、2015年に開催されたレーザーラジアル級において8位入賞を果たしています。
セーリングというスポーツは、風を読んだり、潮を読んだりして適切な判断を下す必要があるため、若いうちから活躍することが非常に難しい競技です。そんな中で、トップレベルの記録を残している彼女は、今後のさらなる成長が期待できます。
今回は、セーリング競技の観戦にあたってのポイントについてご紹介させていただきました。 セーリングは、非常に戦略性が高く、観戦していてとても楽しい競技です。 スマホアプリで詳細なレース展開を確認することができるので、ぜひ皆さんも一度体験してみてください。