2018年4月よりアジアラグビーチャンピオンシップが開幕
2018年4月「アジアラグビーチャンピオンシップ2018」が開幕する。この大会はその名の通り、アジアから20カ国以上が集まり、アジアNo.1を決める大会である。
毎年4月~6月頃に、約2カ月間をかけて開催される大規模な大会だ。日本はこの大会で目下3連覇中であり、次回大会では4連覇の期待がかかっている。
今回はこのアジアラグビーチャンピオンシップ2018の概要や注目選手などを紹介していこう。
2018年4月「アジアラグビーチャンピオンシップ2018」が開幕する。この大会はその名の通り、アジアから20カ国以上が集まり、アジアNo.1を決める大会である。
毎年4月~6月頃に、約2カ月間をかけて開催される大規模な大会だ。日本はこの大会で目下3連覇中であり、次回大会では4連覇の期待がかかっている。
今回はこのアジアラグビーチャンピオンシップ2018の概要や注目選手などを紹介していこう。
この大会は、若干ルールが特殊である。参加国はいくつかのグループに分けられ、成績によってそれぞれのグループの間で昇格・降格が決まる。
最上位グループが「トップ3」、そしてその下位グループが「ディビジョン1」「ディビジョン2」「ディビジョン3」という位置づけだ。
トップ3は、その名の通り上位3カ国だけが所属するグループだ。日本はこの大会を連覇中であるため、ここに属している。
3カ国で総当たり戦を行い、上位2カ国はそのままトップ3に残留、翌年の大会でもトップ3として参加できるが、最下位になった国は、ディビジョン1のトップ国と入れ替え戦を行う。入れ替え戦でトップ3の国が勝利すればそのまま残留、ディビジョン1の国が勝利すれば入れ替えとなり、翌年の大会ではその国がトップ3として参加する。
そのほかにも、ディビジョン1とディビジョン2、ディビジョン2とディビジョン3の間で、それぞれ国の入れ替えが起こる。
ただし、こちらの場合は入れ替え戦が行われるわけではなく、上位グループの最下位チームと下位グループの上位チームが自動で入れ替わることとなる。
この大会は、これまでに数回名称が変わっているので、あわせて紹介しておこう。1969年~2007年までは「アジアラグビーフットボール大会」、2008年~2014年までは「アジア5カ国対抗」、そして2015年から現在の「アジアラグビーチャンピオンシップ」となった。
日本は前々身大会のアジアラグビーフットボール大会から数多くの優勝を誇っており、当時、20回中15度の優勝を達成。さらにアジア5カ国対抗戦でも開催された7大会すべてで優勝しており、チャンピオンシップも合わせると、目下12連覇中だ。アジアの中では敵無しといってもいい。
注目選手としては、流大(ながれ ゆたか)の名前を挙げたい。身長165㎝、体重は73㎏と小柄であるが、パス回しやキックの正確さには定評があり、堅実なプレーでチームを支えている選手である。
だが、何より特筆すべきなのは、そのリーダーシップだろう。
帝京大学時代から、キャプテンとしてチームを引っ張っていた。帝京といえば、2017年12月の大学選手権で優勝し、前代未聞の大会9連覇を達成した日本随一の強豪校で、流は6連覇目となる2014年にキャプテンとしてチームに貢献した。
卒業後に入社したサントリーでも、2年目の2016年からキャプテンを務め、見事にチームをトップリーグ優勝へと導いた。
キャプテンとして、言うべきことはハッキリと伝え、何より自分の考えに対して決してブレることがない。それでいて練習や試合では自分に対しても非常に厳しく、言葉でも姿勢でもチームを引っ張っていくことができる選手である。
サントリーでは2年目であり、年上の選手も多いのだが、その中でキャプテンがつとまるのは、全員が彼のそういった姿勢を評価しているからだろう。
そんな流でも、2017アジアラグビーチャンピオンシップでは上手くいかない場面も多く、苦戦する姿を見せていた。しかし、彼のことだ。もし2年連続で代表に選出されたのなら、かならず昨年以上に成長した姿を見せてくれることだろう。