埼玉パナソニックワイルドナイツとの激闘制す
ラグビーリーグワンは東芝ブレイブルーパス東京の初優勝で幕を閉じた。前身のトップリーグ時代を含めると14シーズンぶりのリーグ制覇となった。
5月26日に東京・国立競技場で行われた、埼玉パナソニックワイルドナイツとのプレーオフトーナメント決勝には5万6486人の観衆が詰めかけた中、手に汗握る攻防を展開。終了間際に埼玉の長田智希がトライを決めて逆転したかと思われたが、ビデオ判定の結果、その前の堀江翔太のパスがスローフォワードと判定されてトライが取り消され、結局24-20でBL東京が激闘を制した。
今季はディビジョン1、ディビジョン2、ディビジョン3の計173試合(リーグ戦・順位決定戦・プレーオフトーナメント・入替戦、中止の試合を除く)で過去最多となる総入場者数114万6524人を記録。大いに盛り上がったシーズンとなった。
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新人賞は髙本幹也、堀江翔太ら3人に功労賞
27日には年間表彰式「リーグワン2023-24アワード」が開催され、各賞受賞者が決定。ディビジョン1のMVPにはリッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)が選ばれた。その他の主な受賞者は以下の通り。
新人賞:髙本幹也(東京サントリーサンゴリアス)
D1得点王:ブリン・ガットランド(コベルコ神戸スティーラーズ)
D1最多トライゲッター:マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)
D1ベストキッカー:ブリン・ガットランド(コベルコ神戸スティーラーズ)
D1ベストラインブレイカー:尾﨑晟也(東京サントリーサンゴリアス)
D1ベストタックラー:ピーター・ラピース・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
D1優秀ヘッドコーチ賞:トッド・ブラックアダー(東芝ブレイブルーパス東京)
ベストホイッスル賞:古瀬健樹(日本ラグビーフットボール協会)
功労賞:山下裕史(コベルコ神戸スティーラーズ)
功労賞:堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
功労賞:田中史朗(NECグリーンロケッツ東葛)
【ベストフィフティーン】
PR1:木村星南(東芝ブレイブルーパス東京)
HO:原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)
PR3:オペティ・ヘル(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
LO:ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)
LO:ルード・デヤハー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
FL:アーディ・サベア(コベルコ神戸スティーラーズ)
FL:シャノン・フリゼル(東芝ブレイブルーパス東京)
NO.8:ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
SH:小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
SO:リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)
CTB:ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
CTB:ダミアン・デアレンデ(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
WTB:マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)
WTB:尾﨑晟也(東京サントリーサンゴリアス)
FB:アイザック・ルーカス(リコーブラックラムズ東京)
また、選手たちが自ら受賞対象選手を選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・プライズ」は以下の通り。
D1プレーヤー・オブ・ザ・シーズン:リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)
D1ゴールデンショルダー:ジョーンズリチャード剛(静岡ブルーレヴズ)
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