日本とアルゼンチンが予選プール突破かけて8日激突
ラグビーのワールドカップ2023フランス大会で日本と同じプールDに入っているアルゼンチン(世界ランキング9位)が9月30日、チリ(同22位)に59-5で圧勝した。
その結果、4トライ以上のボーナスポイントもゲットして勝ち点5を獲得。日本と全く同じ2勝1敗、勝ち点9となった。
得失点差はアルゼンチンが+46、日本が+14のため、現段階ではアルゼンチンが2位、日本は3位。3戦3勝の首位イングランド(同6位)は予選プール突破を決めており、残る最後のイスをかけて日本とアルゼンチンが10月8日(日本時間同日午後8時)のプール最終戦(ナント)で雌雄を決することになった。
アルゼンチンの歴代ワールドカップ成績
ワールドカップ優勝経験のあるサッカーほどではないにせよ、ラグビーでもアルゼンチンは強豪国の一角だ。過去のワールドカップ成績は以下の通りとなっている。
1987年 予選プール戦敗退
1991年 予選プール戦敗退
1995年 予選プール戦敗退
1999年 ベスト8
2003年 予選プール戦敗退
2007年 3位
2011年 ベスト8
2015年 4位
2019年 予選プール戦敗退
南米らしい屈強なフィジカルを武器に2007年フランス大会では、開催国フランスを初戦と3位決定戦で破り3位。日本が南アフリカを破って大フィーバーを巻き起こした2015年イングランド大会でもアイルランドなどを下して4位に入っている。
2012年から南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアの3カ国で行われていたザ・ラグビーチャンピオンシップに加入。2020年にニュージーランドから初勝利を挙げ、2022年にはオーストラリアに31点差で大勝するなど、今では南半球を代表するチームのひとつとなった。
日本のアルゼンチン戦成績
日本は過去アルゼンチンと6戦して1勝5敗。対戦成績は以下の通りとなっている
1993年5月15日(トゥクマン)●27-30
1993年5月22日(ブエノスアイレス)●20-45
1998年9月15日(秩父宮)○44-29
1999年10月16日(カーディフ)●12-33
2005年4月23日(ブエノスアイレス)●36-68
2016年11月5日(秩父宮)●20-54
唯一の勝利は、1998年9月15日に東京・秩父宮ラグビー場で行われた一戦。互いに4トライずつを奪ったが、村田亙が4PG、岩渕健輔が2DGを決めて15点差で快勝した。
ワールドカップでは1999年大会で対戦し、12-33で敗戦。直近では2016年にジェイミー・ジョセフヘッドコーチの初陣で20-54と大敗を喫している。
アルゼンチンが日本のベスト8入りに立ちはだかる高い壁であることは間違いない。運命の一戦の行方はいかに…。
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