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ラグビー世界ランキング 2023ワールドカップのプール別に分類「死の組」は?

2023 9/2 06:00SPAIA編集部
ラグビー日本代表,ⒸSPAIA
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1位はアイルランド、日本は14位

ラグビーワールドカップ2023フランス大会が9月8日に開幕する。1次リーグは5チームずつ4組に分かれて行われ、プールDの日本代表は9月10日にチリ、17日にイングランド、28日にサモア、10月8日にアルゼンチンと戦う。

現在の力関係を知るために、ワールドラグビーが発表した最新の世界ランキング(8月28日更新)の上位50チームを紹介しよう。ワールドカップ出場20チームのグループも明記した。

1位 アイルランド(プールB)
2位 南アフリカ(プールB)
3位 フランス(プールA)
4位 ニュージーランド(プールA)
5位 スコットランド(プールB)
6位 アルゼンチン(プールD)
7位 フィジー(プールC)
8位 イングランド(プールD)
9位 オーストラリア(プールC)
10位 ウェールズ(プールC)
11位 ジョージア(プールC)
12位 サモア(プールD)
13位 イタリア(プールA)
14位 日本(プールD)
15位 トンガ(プールB)
16位 ポルトガル(プールC)
17位 ウルグアイ(プールA)
18位 アメリカ
19位 ルーマニア(プールB)
20位 スペイン
21位 ナミビア(プールA)
22位 チリ(プールD)
23位 カナダ
24位 香港
25位 ロシア
26位 オランダ
27位 スイス
28位 ブラジル
29位 ベルギー
30位 韓国
31位 ジンバブエ
32位 ドイツ
33位 ケニア
34位 ポーランド
35位 チェコ
36位 パラグアイ
37位 ウクライナ
38位 チュニジア
39位 スウェーデン
40位 フィリピン
41位 クロアチア
42位 ウガンダ
43位 コロンビア
44位 マダガスカル
45位 マルタ
46位 スリランカ
47位 モロッコ
48位 コートジボワール
49位 メキシコ
50位 トリニダード・トバゴ

5チーム平均8.4位のプールBは「死の組」

これを単純にプールごとに分類すると下の表のようになる。

ラグビーW杯プール別世界ランキング


まず目立っているのがプールB。1位のアイルランドと2位の南アフリカが同居しており、5位のスコットランドもいる。15位のトンガと19位のルーマニアも含めた5チームの平均は唯一1桁の8.4位。まさに「死の組」と言えるだろう。

プールAには開催国の3位フランスと4位のニュージーランドが同居。直前のテストマッチで日本を下した13位イタリア、17位のウルグアイ、21位のナミビアは苦しい戦いが予想される。

それらと比べると、日本は比較的恵まれたプールDに入った。世界ランキングだけで言えば4番目だが、最上位のアルゼンチンでも6位。8位のイングランド、12位のサモアも強敵には違いないが、世界ランキングの平均12.4位は4つのプールで最も低い。まずは初戦の22位チリ戦で好スタートを切ることが重要だろう。

仮にプールDを1位通過すれば準々決勝でプールCの2位と、2位通過ならプールCの1位と対戦する。プールCは7位のフィジー、9位のオーストラリア、10位のウェールズ、11位のジョージア、16位のポルトガルと難敵揃いだ。

世界ランキング通りにはいかないのが勝負の世界。日本は再び世界に強さをアピールできるか。

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