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ふつうはもう飽きた? ファンタジーベースボールの縛りプレーとは?

2018 3/27 19:18mono
イチロー
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Ⓒゲッティイメージズ

難易度☆☆ リーグ縛り

メジャーリーグは30球団がアメリカン・リーグと、ナショナル・リーグの2リーグに15球団ずつ分かれている。その2リーグのうち、どちらかを選択するのが“リーグ縛り”だ。

単純計算で獲得できる選手は約半数となる。例えば、アメリカン・リーグのみでチームを編成すれば、田中将大(ヤンキース)、大谷翔平(エンゼルス)は獲得できるが、ダルビッシュ有(カブス)、前田健太(ドジャース)はチームに加えることができない。

また、シーズン途中にリーグを超えた移籍が発生すると、活躍していた選手でも放出しなければならない。実際の成績だけでなく、移籍情報にまで気を配らなければならず、難易度は高くなる。しかし、半分になるとはいえ15球団も選択肢がある“リーグ縛り”は序の口だ。

難易度☆☆☆ 日本人選手と同チーム縛り

日本でメジャーリーグを観戦すると、当然ではあるが日本人選手が取り上げられる機会が多い。その日本人選手と同じチームの選手だけでチームを構成するのが“日本人選手と同チーム縛り”だ。

現時点ではヤンキース(田中)、エンゼルス(大谷)、マリナーズ(イチロー)、カブス(ダルビッシュ)、ドジャース(前田)、マーリンズ(田澤)、パドレス(牧田)、ダイヤモンドバックス(平野)の8球団に日本人選手が所属。
リーグ縛りの15球団と比較すると約半分だ。有力選手を効率よく獲得するためのドラフト戦略も必要となってくる。

選手の使用制限は大きくなり、難易度が上がることは間違いない。
しかし、日本での報道も多いため、情報を得ることが比較的容易となるだろう。そこが一番のメリットかもしれない。また、日本人選手を全員獲得した上で、この縛りプレーを行えば、応援にもより一層熱が入るはずだ。

難易度☆☆☆☆  イチローとチームメートとなったことがある選手縛り

3月に入ってマリナーズへの復帰が決まったイチロー。ここまでのメジャー17年間でマリナーズ(2001年〜2012年途中)、ヤンキース(2012年途中〜2014年)、マーリンズ(2015年〜2017年)と3チームを渡り歩いて来た。チームメイトになったことがある選手のみで戦うのが“イチローとチームメートとなったことがある選手縛り”だ。

「イチロー」の部分を、ダルビッシュや松井秀喜、その他のお気に入りの選手に変えてもいい。この縛りの難しさは、選手のリサーチ力にある。

日本に比べてメジャーリーグでは移籍が多く、生涯を同一チームで終えることはそう多くない。いつ、誰が、どのチームに所属していたのかを全て記憶することは不可能に近い。イチローと同じ時期にマリナーズ、ヤンキース、マーリンズ、そして今シーズンのマリナーズに所属しているのかを調べることから編成が始まるのだ。選手の歴史を追いながら現在を楽しむ、この縛りは上級者向けとなるだろう。ぜひ、チャレンジして欲しい。

難易度☆☆☆☆☆ 同一チーム縛り

メジャーリーグ30球団のうち1球団を決め、そのチームの選手のみで戦うのが“同一チーム縛り”だ。現時点での所属選手のみで構成する“純正”と、過去に所属したことのある選手を可とする“準正”がある。

準正の場合、選択肢の幅が広がり難易度は一段階落ちるだろう。ファンタジーベースボールでは、獲得した選手が自分の贔屓球団と敵対している球団に所属していることも多い。「応援したいけれど、応援したくない」そんなジレンマが生じることも少なくない。そのストレスに耐えられない方にオススメの縛りだ。ただし、ゲームとして勝つことはかなり難しいことを覚悟してほしい。

今回は4つの縛りプレーをご紹介した。その他にも多くの縛りプレーがある。自分なりの“縛り”を見つけてゲームを楽しんで欲しい。

※所属球団は2018年3月11日現在