両手を広げてガッツポーズ
今年も締め括ったのはこの馬だった。12月29日(水)に大井競馬場で行われた東京大賞典(GⅠ・ダート2000m)はオメガパフュームが勝利し、史上初となる4連覇の偉業を達成した。
好スタートからハナを切ったのはキャッスルトップ。2番手にアナザートゥルース、その直後にクリンチャー、ノンコノユメ、ミューチャリーと続き、縦長の隊列で2角から向正面へとレースは流れる。
しかし、スタートから12.0-11.3-11.9とハイペースで逃げていたキャッスルトップのペースが13.0と失速。向正面に入ると後続各馬が押し寄せ、先頭はアナザートゥルースへと入れ替わる。
オメガパフュームも徐々にポジションを押し上げていき、3角では3番手の外目。4角ではミューチャリーと接触し、かなり外へと膨れる場面があった。
それでも西日を浴びる最後の直線は4連覇に向けて一直線。残り200mからは内を伸びてきたクリンチャーとの追い比べとなったが、最後は半馬身差をつけてゴール。騎乗していたM.デムーロ騎手は両手を広げてのガッツポーズで喜びを表現した。

2着クリンチャーは前走のチャンピオンズCが自己最高馬体重498kg(計測不能の海外遠征を除く)だったが、今回は15kg絞っての出走。川田将雅騎手が道中ロスなくうまく乗ったものの、あと一歩届かなかった。

そこから2馬身離れた3着は、集団から離れた後方3番手を追走していた9歳馬ウェスタールンドが入った。

















