「中京金杯」でも……
2023年1月5日に中京競馬場で行われる京都金杯。開催場所が中京なのだから「中京金杯」でいいのではないか。同じことを昨年も思ったような気がします。 どこで行われようと、名前がどうであろうと、とにかく当てておきたいのがこの金杯というレース。しっかりと当てて、「今年も(は)いける!」と思いたいですね。というわけで、今回も2013年からの過去10回を参考にして検証していきたいと思います。
☆所属、性別、年齢
東西で同日に「金杯」というレースが行われる。以前は東西とも2000mで行われており、よほどのことがない限りは地元で走ることが多かった。その後、京都金杯が1600mとなり、これによりって関東からの遠征馬が増えるかと思ったが、実際は栗東133頭に対して、美浦32頭と少ない。
勝利数はもちろん、勝率、連対率も栗東勢が優勢。しかし、ここ2年は関東馬にとって輸送距離が短くなる中京競馬場で行われている影響もあるのか、連対した4頭中、3頭が美浦所属馬であった。というか、ここ10年で関東馬が連対したのは中京競馬で行われた金杯だけ。今年も中京競馬場で行われるので、数少ない関東馬を狙い撃ちするのもありだろう。
また、牝馬も関東馬と同様、出走頭数が少ないこともあって2勝、2着はなし。勝った2頭はともに栗東所属馬となっている。
年齢では、5歳馬の4勝(7連対)がトップ。勝率、連対率でもリードしているので、この世代の好走率が最も高いと考えていい。4歳馬と6歳馬も悪くない数字となっているが、7歳以上から勝ち馬は出ていない。
☆前走クラスと前走
出走頭数が一番多いオープン組から、最多となる5頭の勝ち馬を出している。うち4頭がリゲルSからの出走。これが最も相性のいいステップレースといえるが、今年は該当馬なし。また、上記で出てきた牝馬の勝ち馬2頭は、前走でオープンクラスを走っていた。
なお、今回の登録馬で勝ち馬が出ているレースはマイルCS、富士S、オーロCの3つだけ。
☆前走着順と着差
ハンデ戦らしいというべきなのか、前走で好走した馬の連対率があまりよくない。特に前走2着、または4着だった馬から連対馬が出ていない。それに対して、前走3着、または5着から4頭の勝ち馬と2頭の2着馬が出ている。前走6~8着からは4頭の勝ち馬と、3頭の2着馬が出現しており、人気的にもこのあたりの着順の馬は狙い目となる。10着以下からも3頭の2着馬が出ており、着順が悪くても気にする必要はない。
ただし、1秒以上負けていると、着順にかかわらず2頭しか連対馬がいなくなる。狙いは、コンマ3秒差から9秒差で負けていた馬で、ここから8頭の勝ち馬が出現している。勝ち馬では、秒差なしの接戦だった11頭はすべて馬券圏外となっているというデータを紹介しようと思ったが、今年は何と前走1着馬がいなかった。
☆その他
そのほかで気になったデータを挙げてみる。まず前走人気だが、なぜか3番人気だった馬は12頭出走し、1頭も連対していない。また、前走が1400m以下だった馬も、マイルや中距離を走っていた馬に比べると勝率、連対率とも低く出ている。