直線でのスムーズさが明暗を分ける
2月6日(日)、東京競馬場では東京新聞杯(GⅢ・芝1600m)、中京競馬場ではきさらぎ賞(GⅢ・芝2000m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想結果はどうだったのか振り返る。
春のマイル路線の大舞台にも繋がる一戦、東京新聞杯。AIは過去10年で4勝と活躍している牝馬に注目し、「斤量55kg」「4枠」という好データに該当するファインルージュが本命だった。
トーラスジェミニが逃げ、2番手にケイデンスコールという隊列で前半800mが46.4で流れる中、ファインルージュは中団馬群からレースを進めた。
手応えよく直線に向いたが、馬群が密集していたうえに、後方にいた馬たちが外から伸びてきたためファインルージュは進路がなく、なかなか追い出すことができなかった。進路ができた残り200mからルメール騎手のアクションに応えて伸びたものの、追い出しが遅れたロスが響き2着までという結果だった。
対照的に道中13番手追走から直線では徐々に大外に持ち出され、ブレーキをかけることなく伸びたイルーシヴパンサー。上がり最速の33.1でファインルージュに1馬身3/4先着し、4連勝で重賞初制覇を飾った。
3着には連覇を狙ったカラテが入ったが、こちらはAIの評価が低く無印。予想は▲◎で馬連のみが的中した。