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【日経新春杯】ステラヴェローチェの軸不動! 実力上位ヨーホーレイクは「消し」で中穴狙い!

2022 1/12 11:00八木遊
過去10年の日経新春杯『前走が関東圏』かつ『距離延長』の成績,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

5つのデータから絞れた馬は?

まずは先週の振り返りから。月曜に行われた『フェアリーS』はM.デムーロ騎手騎乗のライラックが優勝。同馬を含めた上位3頭に印を回していたが、軸にしたニシノラブウインクが7着で、今年の初当たりは持ち越しとなった。

今週は昨年に引き続き中京競馬場で開催されるハンデGⅡの『日経新春杯』を予想していきたい。京都開催時を含めた過去10年で複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、当てはまった馬を順番に消していく。

『前走関東圏』×『前走から距離延長』★0.0%★

まずは前走が関東圏(東京・中山・新潟・福島)だった馬に注目した。過去10年の成績は【4-3-1-46】(複勝率14.8%)と数字はイマイチ。特に前走から距離延長となる組は【0-0-0-19】(同0.0%)で、好走馬は1頭もいなかった。

今年このデータに当てはまったのはエフェクトオンとトップウイナーの2頭。いずれもGⅡのここでは明らかに格下。迷うことなく消去でいいだろう。

【今年の該当馬】
・エフェクトオン
・トップウイナー

『前走ハンデ戦』×『前走0秒5差以上で負け』★2.9%★

続いては前走がハンデ戦だった馬を取り上げたい。過去10年で【2-8-5-59】(複勝率20.3%)と、好走率は悪くない。ただし、その前走が0秒5差以上負けの馬に絞ると、【0-0-1-34】(同2.9%)。唯一馬券に絡んだのは12年に8番人気で3着に入ったマカニビスティーだった。

今年この条件に当てはまったのは5頭。消去済みのエフェクトオンに加え、上位人気が予想されるフライライクバードもここで消去対象となった。

【今年の該当馬】
・(エフェクトオン)
・ダノンマジェスティ
・フライライクバード
・プレシャスブルー
・ヤシャマル

『前走6着以下』×『前走から騎手乗り替わり』★3.6%★

次は前走で掲示板を外していた馬を取り上げたい。過去10年の成績は【3-1-1-83】(複勝率5.7%)。この時点で複勝率10%未満という消去条件を満たすが、ハイブリッド式ではもう一つのデータを組み合わせる。今回選んだのは前走から騎手乗り替わりという条件で、この組み合わせは【1-0-1-54】(同3.6%)。3つ目はこの消去データを採用したい。

今年これに当てはまったのは6頭。トラストケンシン、マイネルウィルトス、ロードマイウェイの3頭が新たに消去リスト行きとなった。

【今年の該当馬】
・(ダノンマジェスティ)
・トラストケンシン
・(プレシャスブルー)
・マイネルウィルトス
・(ヤシャマル)
・ロードマイウェイ

『前走から距離短縮』×『前走上がり3位以下』★5.6%★

4つ目は前走からの距離変動データを見ていこう。すでに距離延長組のデータを取り上げたが、今度は距離短縮組にも注目した。過去10年で【6-2-2-40】(複勝率20.0%)と、数字は合格点だが、前走で上がり時計がメンバー3位以下だと【2-0-0-34】(同5.6%)と、信頼度は一気に落ちる。

今年この条件に当てはまったのは3頭。前走のダービーから距離短縮、かつ上がり3位以下だったヨーホーレイクを新たに消去する。

【今年の該当馬】
・(フライライクバード)
・ヨーホーレイク
・(ロードマイウェイ)

『前走5番人気以下』×『今回8番人気以下』★3.3%★

4つのデータを終えて、登録がある17頭中10頭を消去した。残る7頭は前走と今回の人気順の組み合わせで絞り込んでいきたい。まずは前走時が5番人気以下だった馬。過去10年の成績は【4-1-6-77】(複勝率12.5%)と苦戦している。これに当日8番人気以下というデータを組み合わせると【0-0-2-59】(同3.3%)まで好走率は下がる。

残っている7頭のうち、前走5番人気以下だったのはステラヴェローチェを除く6頭。これらの馬が当日8番人気以下なら消去とする。愛知杯にも登録があるクラヴェル、前走の中日新聞杯を逃げ切ったショウナンバルディは7番人気以上が濃厚。アフリカンゴールドとモズナガレボシあたりはレース直前までオッズを確認する必要がありそうだ。

【今年の該当候補】
・アフリカンゴールド
・カセドラルベル
・クラヴェル
・ショウナンバルディ
・マイネルフラップ
・モズナガレボシ

5つの消去条件を終えて、確実に残るのは断然人気が予想されるステラヴェローチェのみとなった。高配当には期待できないが、今年2戦目で手堅く初当たりを狙いに行く。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年には全重賞の予想、買い目、年間収支をTwitterに掲載したが、回収率は自己ワーストの46.4%に終わる。22年は単複ワイドに絞って手堅く……。

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