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【JBCレディスC予想】右回りサルサディオーネには疑問符 昨年2着マドラスチェック戴冠へ

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頂点は譲らない中央勢

2021年11月3日に行われるダート競馬の祭典、JBC。4レースの中で最初に発走となるのがJBCレディスC(金沢ダート1500m・JpnⅠ)だ。

地方馬vs中央馬の構図で語られることが多いJBCだが、地方馬が食い込む余地はカテゴリごとにまちまち。まずは各レースそこの整理から入ろう。

JBCレディスC、過去5年間の優勝馬,ⒸSPAIA



過去5年で馬券に入った馬の内訳は、中央馬12頭、地方馬3頭。路線全体としては地方馬も交流重賞でそれなりに勝負できる牝馬路線だが、頂点ともなるとやはり中央馬が強さを見せている。

この地方馬3頭中、17年3着のラインハートはこれが地方転入初戦の元中央馬。残る2頭は同年に交流重賞で2度の2着があったララベル(17年1着)と、南関で破竹の8連勝中だったトーセンセラヴィ(16年3着)。これぐらいの実績がないと馬券圏内すら厳しいか。

今年のメンバーだとスパーキングレディーC、日本テレビ盃を逃げ切ったサルサディオーネにはチャンスありそうだが、同馬は右回りという点に懸念がある。中央勢を中心に各馬の評価に移ろう。

昨年2着からの雪辱

本命はマドラスチェック。マリーンCはサルサディオーネが作ったハイペースを追いかけていき、同馬には先着したもののテオレーマの強襲に遭った形の2着。前走の巴賞は芝挑戦で参考外の一戦だ。砂を被る形があまり得意ではない馬だが、隣のサルサディオーネを見ながらスムーズに先行できれば押し切ってもいい。

対抗はレーヌブランシュ。前走はスローペースの先行という形で恵まれた感は強いが、牝馬限定の外枠という条件ならほぼ崩れていない点は評価できる。1500mという短い距離への対応が鍵か。

3番手はテオレーマ。豊前S、マリーンCで見せた豪脚など能力は確かだが、川崎コースを使った2走前で追走に苦労して大敗。不器用なタイプで小回りコースが致命的に合わない。金沢で自慢の脚が発揮できるかは微妙なところ。

以下、交流重賞で2連続2着のリネンファッション、レディスプレリュード5着のグランデストラーダまで印を回す。

前走で中央牡馬を撃破したサルサディオーネは実績的には最上位と言ってもいいが、牝馬相手のレディスプレリュード(大井)ではなく日本テレビ盃(船橋)を選んだことにも表れている通りの左回り巧者。右回りは出走自体が1年ぶりで、通算成績【0-0-0-10】と大敗続き。マークされる立場になっては厳しいと見る。

▽JBCレディスC▽
◎マドラスチェック
◯レーヌブランシュ
▲テオレーマ
△リネンファッション
×グランデストラーダ



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