ヒシイグアスが接戦を制する
2021年の中央競馬も1月5日の東西の金杯で開幕。AI予想エンジンKAIBAは、年明け最初に予想した中山金杯(GⅢ・芝2000m)と京都金杯(GⅢ・芝1600m)を的中させ、好スタートを切ることはできたのか、詳しいレース結果とともに振り返っていく。
中山競馬場で行われた中山金杯でAIが本命に推したのはヴァンケドミンゴ。重賞タイトルには手が届いていないが、近走は重賞でも安定した成績を残しており、軸として堅実だと分析した。
対抗以下はダーリントンホール、ココロノトウダイ、ディープボンド、シークレットランと5頭。過去10年で7歳以上の馬は連対率1.6%と振るわないことから若い馬中心の予想となった。
レースの主導権を握ったのはロザムール、2番手にウインイクシードがぴったりとマークする。そこから2馬身後ろの4番手にヴァンケドミンゴ、その直後のインコースにココロノトウダイ、中団にダーリントンホールとディープボンドが追走。シークレットランは後方5番手からレースを進める。
1000mは1:02.0とスローペースだったが、ヴァンケドミンゴは4角でジョッキーの手が動き始める。直線に向いてからは後退していき11着、残念な結果に終わってしまった。
残り200m過ぎで外から勢いよく追い込んできたのは、1番人気のヒシイグアス。その内の狭いところを割ってきたココロノトウダイとの追い比べとなったが、クビ差凌いで重賞初制覇を飾った。3着には11番人気のウインイクシードが入り、3連単は64,390円という配当だった。
復活の勝利
今年は中京競馬場での開催となった京都金杯。AIの本命は良馬場で【5-1-0-0】と底を見せていないシュリ。重賞の壁も楽々突破できると期待した。
対抗はピースワンパラディ。マイル戦では安定感抜群で、騎乗する福永騎手も過去3年の中京芝1600mで勝率29.5%と好成績を残している点にも着目した。以下、レッドガラン、トリプルエース、サトノアーサーという印だった。
スタート後、ボンセルヴィーソがハナに立つかと思ったが、それを制したエントシャイデン。その2頭にタイセイビジョンを加えた3頭が後続にリードをつけていく。離れた4番手にケイデンスコールとピースワンパラディ、その間にシュリ、中団外めにサトノアーサー、レッドガランは後方を追走する。
直線に向いてエントシャイデンとボンセルヴィーソが並んでいたところ、残り200mで並びかけて先頭に立ったのは12番人気のケイデンスコール。大外から1完歩ずつピースワンパラディが迫るも、そのまま押し切り勝ち。インコースにこだわった岩田康騎手の好騎乗が新潟2歳S以来となる復活の重賞勝利を後押しした。
3着には逃げたエントシャイデンが粘り、3連単は1,228,010円の大波乱。本命のシュリは、スタートで後手を踏み、すぐに位置どりを上げたものの、やや折り合いを欠く場面も見られた。直線ではジリジリと伸びているものの、0.3秒差の5着に終わった。
結果的にAIの予想は東西の金杯とも的中とはならず、金杯で乾杯とはいかなかった。すぐにやってくる今週末の重賞では、2021年の初的中を期待したい。
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