1932年ロサンゼルス大会金メダルの西竹一さん以来
パリオリンピックの総合馬術団体決勝が29日、ベルサイユ宮殿内に設置された特設会場で行われ、日本が銅メダルを獲得した。
馬術で日本選手がメダルを獲得するのは、1932年ロサンゼルス大会で「バロン西」こと西竹一さんが金メダルに輝いて以来92年ぶり。全員、昭和生まれの「初老ジャパン」が快挙を成し遂げた。
28日に馬場馬術とクロスカントリーの2種目を終えた時点で日本は3位につけていたが、29日の朝、最終種目の障害馬術の実施前に北島隆三(38)の馬が馬体検査をクリアできず減点となり、5位に後退。北島に代わってリザーブの田中利幸(39)が出場し、戸本一真(41)、大岩義明(48)も人馬一体となって3位に入った。
優勝はイギリス、2位はフランスだった。
また、総合馬術個人戦では戸本が5位、大岩が7位入賞。金メダルはドイツのミヒャエル・ユングで、2012年ロンドン大会、2016年リオデジャネイロ大会に続き、3度目の優勝となった。
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