攻守でイランを圧倒
11月29日からデンマーク、ノルウェー、スウェーデンで開催中の第26回ハンドボール女子世界選手権に出場している女子日本代表「おりひめジャパン」は日本時間5日、予選ラウンド最終戦でイランと対戦し、42-10で圧勝。これで日本は1勝2敗のF組3位となり、メインラウンド進出を決めた。
日本は前半開始早々に先制点を許すも、2分に吉留有紀がシュートを決め逆転に成功。22分までに18連続得点を記録するなど20-3と大量リードを奪う。後半も開始から11連続得点をマークし、イランを圧倒。13セーブを記録したGK馬場敦子が、この試合の「Player of the Match」に選ばれた。
楠本繁生監督は「ドイツ、ポーランドと連敗し、今日は自分たちのやりたいハンドボールをするために準備して、いいスタートが切れたのが勝因と思っている」と試合を振り返った。
キャプテンの笠井千香子は「今日の試合は、自分たちの持ち味である、ディフェンスから速攻につなげることができた。メインラウンドに向けて、自分たちのやりたいハンドボールができるように準備して、全員で勝ちに行きます」と次戦への意気込みを語った。
メインラウンドは予選ラウンド各組上位3チームが進出し、4組に分かれて総当たり戦が行われる。日本の所属するF組はグループⅢに入り、E組の上位3チームと対戦。予選同組でメインラウンドに進出したドイツ、ポーランドとの対戦結果は持ち越しとなるため、日本は0勝2敗、勝ち点0からのスタート。各グループ上位2チームが準々決勝に進出する。
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