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ゴルフ練習場に潜む罠 上達のために抑えておきたい五つのポイント

2020 2/20 06:00akira yasu
イメージ画像Ⓒstock_photo_world/Shutterstock.com
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1.ダフッても飛距離が出る

ゴルフ練習場、通称打ちっ放し。ゴルフ練習場を、ボールを打つ事を楽しむだけの場ではなく、上達のための練習場として最大限機能させるためには知っておきたいことがある。今回は練習場の活用の仕方のヒントになるポイントを五つ挙げる。

ゴルフ練習場の打席のマットは人工芝で、少しダフッってもクラブヘッドがマットをすべるため、ボールに力が伝わり飛距離が落ちない。

ダフったことで良い具合にクラブフェースが閉じて飛距離が出ることもある。一方、ゴルフコースの芝は天然芝で、少しでもダフるとクラブヘッドが芝(土)の抵抗を受けてボールに力が伝わらず飛距離が落ちる。

そこを知っておかないと「練習では飛んだのにコースでは飛ばない」という現象が起こり、精神的にもスムーズなプレーが難しくなる。

人工芝のゴルフ練習場では弾道でそのショットの良し悪しを判断してしまうと、良い取り組みができなくなる恐れがある。ミスヒットしているにも関わらずグッドショットと認識して練習を進めることになるからだ。ダフったのならダフったという認識をして何らかの取り組みをする必要があるところ、ダフった事実を素通りしてしまっては成長が止まってしまうどころか、原因が分からないまま試行錯誤して悪化してしまう危険もある。

インパクトの良し悪しの判断は音ですると良い。打感で判断すると錯覚してしまうからだ。少しダフッた方が気持ちよくスッとクラブヘッドが抜けていく感じがしてしまうことがあるのだ。

インパクトでは乾いた硬めの音が理想的。少しでも何か違う音が混ざっているような感じがしたらダフりを疑った方が良い。インパクト時の音に耳を傾け続けることでインパクトの良し悪しの判断力が磨かれていくだろう。

2.ボールの着弾地点が上がっている

ほとんどのゴルフ練習場は左右と打球方向がネットで囲われている。よって飛距離次第でネットにボールが当たる。そして、ネットに当たるボールを見続けている内に、自然と目線が上がり、ボールを上げようとするスイングになっていきがちだ。

さらに、ボールの着弾地点が打球方向に上っているゴルフ練習場も多い。こういう練習場も知らず知らずの内に、ボールを上げようとするスイングになりやすい。ゴルフスイングは下(地面)に向かって力を出すことが求められる。上に向かって力を出していては、効率よくボールに力を伝えることはできない。練習では弾道イメージや目線が上がらないように気を付けたい。

3.風の影響を受けていることに気づきにくい

多くのゴルフ練習場の打席エリアは、打球方向側以外は壁だ。よって、風が強い時でも打席にいると風を感じにくい。風の影響を受けているにも関わらず、風の存在に気付かないと良い練習にはならない。

例えば、風が右から左に吹いていて、まっすぐの弾道を打ったとする。すると、風の存在を把握していれば「風が無かったら右に曲がっていた」と気づくことができるが、風の存在に気付いていないと「まっすぐ飛んだ。OK」となり右に曲がるスイングをしたことに気付けない。こうなっては、いざコースラウンドをした時「練習とは違い右に曲がってしまう」という流れになってしまいかねない。

ゴルフ練習場では、打球方向にあるピンフラッグや、まわりのネットのたなびき方、外の樹木の揺れを見て風の状況をチェックすると良いだろう。

4.スタンスマットとショットマットが分かれている場合、アドレス時のフェースの向きがずれやすい

打席のマットは大きく分けて2種類ある。大きな正方形のマットで足場とボールを置く場所が一体となったタイプと、足場のマットとボールを置くマットが分かれているタイプだ。

両方とも、打っていくうちに少しずつマットの向きがずれることがある。特に分かれているタイプの方は、ボールを置くマットの向きがすれやすい。マットの向きがずれていることに気付かず、マットの向きにクラブフェースの向きを合わせ続けてしまうと、弾道が乱れてきてしまう。

フェースの向きが3度ずれれば150ヤード先では約8ヤードずれていることになる。3度といえばアナログ時計の0.5分。ほんのわずかなズレでも遠くへ行くほど大きなズレになるのだ。構えた時のフェースの向きがずれていることで、弾道がずれているにも関わらず、スイングでズレをなくそうとしてしまうと良いスイング作りは難しくなる。

足場のマットとボールを置くマットが分かれているタイプの打席を使う場合は、ショットごとにマットがずれていないか確認が必要だ。スティック(棒)を足場のマットに置いて基準線を常に見えるようにしておくのも効果的だ。

5.打席は傾斜している可能性がある

平らに見える練習場の打席だが、平らでない場合がある。ほんのわずかであるが傾斜していることがあるのだ。傾斜からショットすると、構えた時のバランスやスイング中の体重移動の感じが変わる。気にしなくてもいい程度のものだが、そういった情報を入手した上で練習することで練習の質が上がりやすくなる。

ちなみに筆者が利用している練習場の打席はわずかに左足下がりだ。マットの右側は平らなのでアイアンなどの練習はマットの右側を使って練習している。チェック方法は、マットの外の床にゴルフボールを転がすと良い。筆者が利用している練習場の打席のマットの左の床に打球方向を左にして前方にボールを転がすと左に流れていく。打席が打球方向に向かってわずかに下がっているということだ。

より良い練習にするために

ボールを打ち続けるだけでなく、色々なことに目を向けながら練習した方が良い取り組みになる。限られた練習時間をより良いものにしてコースラウンドでのパフォーマンスアップにつなげるためには、利用している練習場の環境にも目を向けたいところだ。

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