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強風でも大たたきしない 風が吹いている時のショットのポイント【ゴルフハウツー】

2022 4/30 06:00akira yasu
イメージ画像,ⒸTomas Marek/Shutterstock.com
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ⒸTomas Marek/Shutterstock.com

強風下のゴルフ

ゴルフは自然との戦いだ。日によっては強風の日もある。そんな時はホールを囲む樹木やピンフラッグの揺れや、ちぎった芝を投げた時の芝の流れなどを見て風の方向や強さを判断し、縦の距離の増減や左右の曲がりなどを想定していく。

グリーンを狙うショットで想定したものと実際の風の影響の差が大きくなってしまうと、良いショットを打ったにも関わらず左右のバンカーに入ってしまったり、越えるはずの池に入ってしまったりグリーンをオーバーして難しいアプローチが残ってしまったりする。

番手の調整か低弾道ショット

左右の風であれば番手の調整はしなくて良いだろう。厳密に言うと、持ち球と風が吹いている方向などによっては飛距離に増減が出るが、多くの場合そこまで細かく考えなくて良い。

前後(フォローorアゲインスト)に吹く風の場合、番手の調整が必要になる。フォローでは番手を下げる必要があり、アゲインストでは下げる必要がある。風が強い時は2番手上げ下げすることもある。

低弾道のショットを打つという策も選択肢に挙げられる。球は低いほど風の影響を受けにくい。ホールをセパレートしている樹木の高さを越えなければ、風の影響は最小限に抑えられる。また、ボールの位置を右寄りにすることなどでインパクト時のクラブフェースを立ち、打ち出し角が低くなる。

ただ、低弾道ショットを打とうとしてダウンブローの度合いが強まりすぎないように注意が必要だ。上から打ち込み過ぎてしまうとスピン量が増え過ぎてしまう。スピン量が増え過ぎると、逆に風に弱いショットになってしまい距離が合いにくくなる。

沖縄出身の比嘉一貴

4月14日から17日に開催された関西オープンでは比嘉一貴が優勝した。ポイントは3日目のラウンドだった。強風が吹き他の選手がスコアを伸ばせないなか、低弾道ショットを武器に6バーディ1イーグル(5ボギー)と攻撃的なゴルフを見せ、その日のベストスコアを叩き出し首位に立った。そして最終日、そのまま逃げ切った。

風が吹いている時のショットの精度に定評がある比嘉。この低弾道ショットはジュニア期に磨かれた。比嘉は風が強くなることが多い沖縄の出身のため、強風下でのゴルフをすることが多く、風に負けないショットを体で覚えていったのだろう。

力みに要注意

風が吹いている時に最も注意するべきは力みだ。風に負けまいと、つい強い力を出そうとしてしまいやすい。力みは上体の突っ込みなどのスイングエラーを誘発し、ミスショットにつながる。

特に「良い当たりだったにも関わらず大ショート」といったショットがあると、自然に「もっと強く打たなければ」となりがちだが、どれほど強風でも強く打とうとしてはけない。風が吹いている時こそ、ゆったりとしたリズムで打つよう心がけたい。そうすることでクラブヘッドの入射角が安定し、スピン量が増え過ぎず風に強い弾道になりやすい。

番手を調整して風に対応する場合も、ボール位置やスイングに応用を効かせた低弾道ショットで風に対応する場合も、平常心でスイングしたい。無風の時も風がある時も同じリズムでいることが、最も大切なポイントとなる。

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