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パター選びのポイント スペックだけでなくデザインやフィーリングも大切【ゴルフハウツー】

2021 9/9 06:00akira yasu
イメージ画像,Ⓒtadamichi/Shutterstock.com
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様々なコンセプトがあるパター

ゴルフショップには、ヘッド形状が異なるパターが数多く並んでいる。それは、メーカーがより多くのゴルファーに合う商品を提供できるよう、様々なコンセプトの基、デザインしているからだ。

例えば、渋野日向子の契約メーカーとしてお馴染みの『PING(ピン)』には、2021年モデルのパターヘッドだけでも11種類ある。各メーカーを全て合わせると、かなりの数になるのは当然で、この中から自分に合うパターを選ぶのは大変だ。実際に困ったゴルファーもいるだろう。

パターにあるスペックも様々

シャフトの重さ、硬さ、ヘッドの特性などを考慮し選別するアイアンやドライバーに比べ、スペックをそれほど把握せずに選んでしまいがちなパター。しかし、パターもモデルごとにスペックが異なるため、特徴は把握しておいた方がよい。

「長さ」「重さ」はモデルによって異なり、丁度良いとされる長さは自身のアドレス時の前傾角度と腕の形によって決まる。重めのパターはストロークで安定しやすく、ボールの転がりも良くなりやすい。反対に軽めのパターは、繊細なタッチでロングパットの距離を合わせやすい。

その他、重心角のスペックも把握しておいた方がよい。重心角の違いでストローク時のフィーリングが異なるため、自分にフィットするかどうかが大切なポイントになるからだ。

ヘッド底面を自分の方に向け平らな台にパター(シャフト)を置いた時、フェースが真左(トゥが真下)を向くと重心角度0度で、真上を向くと重心角90度(フェースバランス)となる。重心角が90度に近づくほど、フェースの向きを開閉せずにストロークしやすいとされている。

単純にこれだけ聞くと、90度の方が良いと感じるかもしれないが、アイアンなどのショットするクラブは重心角が90度よりも0度に近い。そのため、重心角が0度に近いパターはアイアンに近いフィーリングでストロークすることができ、こちらの方がイメージ通りのパッティングをしやすい場合があるのだ。

地元企業が作ったパターを使用した小祝さくら

小祝さくらは、8月13日~15日に開催された軽井沢72ゴルフトーナメントと8月20日~22日に開催されたCAT Ladies2021で優勝した。

この2週連続優勝に大きく貢献したのが、軽井沢72から使い始めた小祝の地元(北海道)新興ブランドである「World Craft Design」のパターだった。本人曰く、形はエースに似せ、重さや長さは自ら伝えて作ってもらったパターの使用感がとても良かったため、替えたようだ。

小祝のように「構えた時にしっくりくるデザイン」「インパクトした時の打感が好み」といった感覚で選ぶと、コースラウンドする際にも自信を持って使えるパターにたどり着きやすいのかもしれない。

構えた時のカオの印象や打感などのフィーリングが重要

他にも性能パット解析器があるゴルフショップや施設でフィッティングを受け、数値から自分のストロークに合うパターを見つけるという選別方法もある。ただし、これも自身の感覚を大事にしたうえでの方法だ。

使用感の良し悪しは、プロに限らず一般のゴルファーも大事にするべき感覚といえる。レベルを問わず、自分の感性に響くものを選ぶことが大切だからだ。ブランドや評判などにとらわれず、自分に合うパターを見つけてほしい。

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