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【ゴルフ】ドライバーショットで飛距離を伸ばすために必要なスピン量最適化の条件

2020 4/28 06:00akira yasu
イメージ画像ⒸVGstockstudio/Shutterstock.com
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ツアー選手たちのスピン量

ドライバーショットで飛距離アップを目指しているゴルファーは多いだろう。飛距離アップを目指す場合、着目したいのがスピン量だ。スピン量が大きくなると飛距離のロスも大きくなりやすい。クラブスピードによって多少の差はあるが、理想値は2600rpm(回転/分)と言われている。

実際に米ツアーのデータを見ると、昨季スピン量の平均が3000rpmを超えている選手は9人(188人中)で、ほとんどの選手は2000回転台となっている。アマチュアでは3000rpmを超えることが多く、場合によっては4000rpmを超えることもあるようだ。

スピン量には打点と入射角が大きく影響するのだが、それぞれがどうなると理想的なスピン量の獲得につながるのかを解説する。

スイートスポットでボールをとらえる

インパクトでは、クラブフェースのスイートスポットでボールをとらえると効率よくボールに力を伝えることができ、ボールを遠くへ飛ばすことができる。

ドライバーのスイートスポットは、クラブフェースのセンターだ。クラブによってはセンターから若干外れたところにスイートスポットがある場合もあるが、センターという認識で問題はないだろう。

インパクト時の打点がスイートスポットに対してヒール寄りや上過ぎるとスピン量が増えやすくなり、トゥ寄りになるとスピン量が減りやすくなる。そして、どちらにもズレ過ぎると、逆の結果になることがある。

打点は、ゴルフショップに売っているショットマーカーで簡単にチェック可能だ。ショットマーカーとはクラブフェースに貼るもので、打点に痕がつくようにできている。アマチュアゴルファーの打点は、スピン量が増えやすいヒールから上部にかけて痕が残ることが多いようだ。

入射角をゆるやかにする

スピン量はクラブヘッドの入射角も影響する。

レベルブローからアッパーブローでボールをとらえることで、スピン量を抑えられる。アイアンショットではダウンブローであるべきだが、ドライバーショットでダウンブローの度合いが強いとスピン量が大きくなり過ぎてしまい、飛距離をロスしてしまう。

スピン量が多いボールは、下から上にホップするように飛んでいくことがある。一見、伸びているように見えるが、実はふけ上がってボールの力が上に逃げ、失速しているだけなので勘違いしないように。

入射角のチェックは、TRACKMAN(トラックマン)やFligtScope(フライトスコープ)、GC4(GC2)などの弾道測定器を使う必要がある。これらを使うことが難しい場合は、練習場のゴムティの抵抗が大きいかどうかをチェックしてみると良い。

入射角が適正であれば、抵抗なくクラブヘッドを振り抜いていくことができる。だが、ダウンブローの度合いが強くなると、ゴムティの抵抗を大きく受けやすくなるのだ。

スピン量の最適化で飛距離アップを目指す

スイートスポットでボールをとらえても入射角が鋭角になったり、レベルからアッパーブローにクラブヘッドを操作できても打点がズレてしまうと、スピン量が大きくなる。つまり、打点と入射角を両立させてはじめて、スピン量が適正になるのだ。

両立させるために最も注意したいのが、ボールと体の距離。多くのゴルファーが、「ボールに当てる」「強く打つ」という意識が強過ぎ、ダウンスイングで体がボールに近づいてしまう。「上体のつっこみ」というやつだ。

体がボールに近づくということは、クラブヘッドはボールの前側(向こう側)へ進むことになるため、ヒール寄りに当たりやすくなる。もしくは、クラブヘッドの軌道を無理に修正しボールに当てに行く動きが生まれ、クラブが鋭角に降りやすくなる。ボールと体の距離を保ってスイングすれば、それらのエラーを抑えて打点と入射角を両立させやすい。

クラブスピードが現状のままでもスピン量が最適化されれば、飛距離がアップするゴルファーは多くいるだろう。打点と入射角を両立させ、ぜひとも飛距離アップを達成して欲しい。

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