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【ゴルフ】3種類のアプローチ それぞれのリスクとリターン

2020 4/27 06:00akira yasu
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ⒸMr.Somchai Sukkasem/Shutterstock.com

アプローチは3種類に分けられる

ゴルフのアプローチは大きく分けて3種類ある。ピッチエンドラン、ランニングアプローチ、ピッチショット(ロブショット)だ。状況に応じて様々なショットを使い分けられるとプレーの幅が広がる。そこで今は、それぞれのショットのリスクとリターンについて解説していく。

ピッチエンドラン

ボールを上げてグリーンに落とし、そこからランを利用して寄せることをピッチエンドランという。ピッチングウェッジやサンドウェッジなどを使い、ボールに高さを出す。グリーンに直接落とすとランが抑えられ、グリーン上でボールが止まりやすくなる。

ただ、ウェッジを使う場合にはリスクもある。ロフト角が大きいクラブは高さが出るが、小さいクラブに比べると飛ばない。よって大きくスイングする必要があるのだが、その分ダフリやトップなどミスヒットの確率が高まるのだ。

このリスクを回避することができれば、2パット圏内に寄る確率は高くなるだろう。

ランニングアプローチ

ランの割合を多くして寄せるのがランニングアプローチだ。7番~9番アイアンなどロフトが立っているクラブを使用する。こういったクラブによるショットは、ランが多くなる分、距離を出すことができる。つまり小さいスイングになるため、ミスヒットを減らすことができるのだ。

リスクが最も小さくて済むアプローチといえるが、使えるシーンが限られ、あまり使えない状況もある。また、キャリーとランの比率や左右の曲がりといった「グリーンを読む力」も求められる。応用力がないと安定してピンに寄せることは難しい。

ピッチショット(ロブショット)

ボールを高く上げてピンの近くに落とし、あまりランを使わずに止めるショットをピッチショットという。使用クラブはサンドウェッジ。グリーンの入口からピンまでの距離があまりない場合や、グリーンの入口からピンに向かって下っている場合など、ランを抑えたい時に使う。

ボールの位置を通常よりも左足寄りにすると、クラブフェース面をより上に向けることができる。これにより、ボールが高く上がり、グリーン上に落ちてからもあまり転がらずに止まるのだ。アドレス時にクラブフェースを開く(右に向ける)と、さらにフェースが上を向くため、より高く上がり止まる。このようなショットをロブショットという。

クラブフェースを上に向けるほど大きくスイングする必要があり、構えた時にリーディングエッジ(クラブフェースの下側の角)が浮く。そのためミスヒットしやすく、距離を合わせることが難しくなる。

他にも、トップすることでグリーンを大きくオーバーしスコアに影響が出る場合や、ボールの下をクラブヘッドがくぐる「だるま落とし」になることもある。ピッチショット(ロブショット)に失敗すると、大たたきになる可能性が高くなるのだ。

一方で、成功すればピンチを脱しスコアを安定させる一打にもなるが、このリターンを得られるとは限らない。平均スコア90ゴルファーの7フィート(約2メートル)の1パット率は32%。ピッチショット(ロブショット)により、ピンまで2メートルの位置に寄せることができれば大成功と言えるが、リターンを得られる確率は高くない。

ピッチショット(ロブショット)は、ハイリスクローリターンのショットいえる。

グリーン周りからのアプローチの種類ⒸSPAIA

ピッチエンドランが基準

平均的なグリーンの形状やサイズ、グリーン周りの状況を総合的に考えると、ピッチエンドランを基準にすると良いだろう。最もリスクとリターンのバランスがとれているからだ。

ランニングアプローチはリスクが小さいが、使えるシーンが限られてくる。ピッチショット(ロブショット)は、高いレベルでピッチエンドランを安定させることができないと距離を合わせることが難しい。

ツアー中継ではピッチショット(ロブショット)を多用しているように見えるかもしれないが、それはコースセッティングによるものが大きい。ラフが長く、硬くて速いグリーン。ピンはグリーンの端に切られている。よって、どうしてもボールを上げざるをえない状況になるのだ。

色々なテクニックにトライすることも大切だが、基準の設定をすることも大事だ。基準となるテクニックの精度を上げることで、他のテクニックの精度も上がる。まずはシンプルに、「ウェッジを使ったピッチエンドランを磨くこと」と「状況に応じたショットの引き出しを増やすこと」に集中して欲しい。

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