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若手F1チームであるトロ・ロッソの歴代マシンの特徴は?

2017 6/13 12:41ユタロー
Scuderia Toro Rosso
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Photo by Ev. Safronov/Shutterstock.com

トロ・ロッソは、現在のF1コンストラクターの中でも比較的新しいチームだ。 レッドブルのジュニアチームでもあるトロ・ロッソの歴代マシンには、どのような特徴があるのだろうか? 詳しく解説したい。

ほぼレッドブルのマシンと同じ「STR1」

「STR1」は、2006年にトロ・ロッソがF1レースにデビューした際に使用したマシンだ。ミナルディから買収してすぐで、オリジナルのマシンを開発する時間がなかったため、親チームであるレッドブルが2005年に使用していた「RB1」をベースとして新しいレギュレーションに合わせて作ったマシンだった。コスワースの3LでV10エンジンを使用している。
一時期は、オリジナルマシンではないので規定違反という声も聞こえたが、何とか使用を認められたマシンだ。

初の優勝マシンである「STR3」

「STR3」は、2008年にレースに参戦させたマシンだ。エイドリアン・ニューウェイ氏がデザインを手掛けており話題となった。
前年のマシンである「STR2」をベースとしたマシンであり、レッドブルのマシンに似せてきており、シャークフィンも設置している。エアロパーツなども似てはいるものの、エンジンにフェラーリのものを使用しているため、デザインとしてはレッドブルとは少し違う印象を受ける。初の優勝を飾っている歴史的なマシンだ。

シーズン中でも大きな変更を重ねた「STR8」

「STR8」は、2013年にF1レースに投入したマシンだ。ルカ・ブルバト氏が開発の主軸となったマシンとして話題となった。
これまでのマシンでは、ダブルフロアというサイドポッド下側の隙間があったが、それを廃止して通常の形状に修正を行った。ダブルポッドを廃止した理由としては、マシンの走力向上を感じることができないということからだった。エンジンはフェラーリのティポ056V8エンジンを搭載している。 出走は38回と多いものの、優勝を勝ち取ることはできなかった。

徐々に性能を伸ばす「STR11」

「STR11」は、2016年のF1レースに投入されたマシンだ。親チームであるレッドブルがパワーユニットを批判したことによる関係の悪化で、トロ・ロッソについてはフェラーリの型落ちのパワーユニットを使用している。これまで使用していたルノーのパワーユニットよりも長いことから、マシン全体がロングホイールベースとなっている。
入賞回数は比較的多かったのだが、残念ながら優勝することはできなかった。ただ、ファステストラップは1回獲得している。

ランキングアップは狙えるか?「STR12」

「STR12」は、新しい2017年のシーズンに投入するマシンだ。パッと見の印象としては、カラーデザインが大きく変わった。親チームであるレッドブルのドリンクの缶を彷彿とさせる青と赤、そしてシルバーデザインのマシンとなっている。
2016年に悩んだパワーユニットのパワー不足を補うため、最新製のルノーのパワーユニットを採用している。全体的なデザインはメルセデスのマシンに似ており、ノーズには突起がないデザインとなっている。

まとめ

トロ・ロッソは、2006年からF1に参入したチームではあるものの、比較的早い段階でマシンのリニューアルを進めている。 2017年は課題だったパワー不足の解消も見込めるようで、目標と掲げているコンストラクターズランキング5位を目指せるチームではないだろうか。

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