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氷上のお姫様!浅田真央選手の使用音楽情報まとめ

2016 9/20 12:42
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Photo by Iurii Osadchi/Shutterstock.com

浅田真央選手のファンの方へ!
浅田真央選手が競技やアイスショーで使用した音楽についてもっと知りたいと思いませんか?
今回は、知って得するまとめ情報をコンパクトにお届けします。

浅田真央選手といえばこれ!ショパン「ノクターン」

浅田真央選手の使用する音楽といえば、ファンの誰もが真っ先に思い浮かべる曲がショパンの「ノクターン」ですよね。ピアノの詩人と呼ばれたショパンの作品のなかでも、ノクターンは特にロマンティックな作風が特徴です。ノクターンとは「夜想曲」の意味。静寂に包まれた夜、愛しい人を思い浮かべる女性の姿を連想させます。最近は技術だけでなく女性的な演技力でも評価の高い浅田選手にぴったりの音楽です。
浅田選手がソチ・オリンピックのSPで使用した曲が「ノクターン第2番」でした。ショパンのノクターンというとこの曲が真っ先にあげられる名曲中の名曲です。

フィギュアスケートのための音楽?ショパン「幻想即興曲」

浅田真央選手がフリーの演技で好んで使用したのが、ショパン「幻想即興曲」です。即興曲というタイトルにあるように、この曲はショパンの高度な技術と豊かなインスピレーションが発揮された曲。短調の暗いメロディラインに乗って高速のパッセージが続く曲調が、フィギュアスケートの回転を連想させますよね。
浅田選手だけでなく、ほかの著名な女子選手も競技やアイスショーの音楽として使用する人が大変多く、まさに「フィギュアスケートのために作曲された?」といってもよいほどの名曲です。
もともとショパンはこの曲を世に出すつもりはありませんでした。死が近づいたショパンは、この曲を出版しないよう友人たちに頼んでいましたが、ショパンの死後、一人の友人が無断でこの曲を出版したことから世界中に広まったという逸話が残されています。

憂いをおびた音楽が素敵!ショパン「ワルツ第7番」

浅田真央選手がエキシビションでよく使った曲が、ショパン「ワルツ第7番」です。3拍子でリズミカルに展開するワルツは、ショパンの楽曲のなかでも名曲揃いです。よく耳にする「子犬のワルツ」がそうであるように、ワルツのピアノ曲は明るい長調のものが多いですが、この「ワルツ第7番」は非常に影のあるイメージの寂しげな曲調が特徴です。
リズムも複雑で、左手が3拍子、右手のメロディラインが4分の3拍子という組み合わせなので、フィギュアスケートの音楽として使うには高度な演技構成が必要となります。

浅田真央選手の新境地!ジャズナンバー「素敵なあなた」

浅田真央選手が使用する音楽といえばクラシック音楽、特にショパンなどのピアノ音楽が多い傾向にあります。ところが2015年~2016年シーズン、浅田選手はSPでこのジャズナンバーを採用してファンを驚かせました。
ちょっと小粋で大人の色気に満ちたこの曲は、20代後半にさしかかり、従来のかわらしさに加えて、大人の女性らしさを感じさせるようになった浅田選手にぴったり!曲の展開は、軽快なホーン・セクションと女性シンガーの少し悲しげな声が印象的な中間部に分かれており、それぞれの雰囲気にあわせて演技も軽快なダンス調からムーディーな演技調へと移り変わります。

少女から大人になった浅田真央選手にフィット!「ある晴れた日に」

フィギュアスケートではオペラの楽曲がよく使用されますよね。プッチーニ作曲の「マダム・バタフライ」もそんなオペラのひとつ。浅田真央選手は、2015年~2016年シーズンのフリープログラムで、「マダム・バタフライ」の中のアリア「ある晴れた日に」を採用しています。
遠い異国に旅立った夫を辛抱強く待ちつづける女性の気持ちをせつせつと歌い上げたこの曲は、最近とくに女性らしい美しさを見せるようになった浅田選手の演技にジャストフィット!フィギュアスケートは音楽とセットで完全な芸術となる……その良い見本となる例です。

まとめ

浅田真央選手が使用する音楽情報をまとめました。
従来はショパンなどのロマンティックなピアノ曲が多かった浅田選手。年齢をかさね、女性らしさを身につけた彼女がジャズやオペラなどを選ぶようになったのは興味深いですよね。

以上「氷上のお姫様!浅田真央選手の使用音楽情報まとめ」でした。