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【平昌五輪レポート】各国のフィギュア団体戦略と会場運営について

2018 3/2 18:00藤本倫史
フィギュア,平昌五輪,団体,
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ホスピタリティの観点からみるオリンピック

私の本業でもあるスポーツマネジメントの観点からも、試合前後に会場運営の視察を行った。大会前から、メディアでは様々な問題が言われていたが、その中のホスピタリティ面を中心に述べていきたい。

まず、アクセスだが、私が観戦を行った江陵の会場へは駅からシャトルバスが出ていた。このシャトルバス、報道では本数が少ないと報じられていたが、私が行くと逆に手厚くされていた。ほとんど待ち時間がなく、試合前に多くのバスが並び観客を迎えていた。しかも、障がい者、高齢者、子連れ客などには手厚いサービスがなされていた。

私は今回の視察には、妻と1歳の娘を同伴したが、バス停の近くにいくと普通の列に並ぶのではなく、他のバスレーンに通され、通常のバスとは違うバスへ乗車することができた。 このバスは混み合うことなく、快適に会場へ向かうことができた。

ボランティアスタッフの現状と課題

会場へ着くと多くのボランティアが迎えてくれ、誘導をしっかりとしてくれた。ボランティアも親切で、特に大学生ボランティアの能力は高かった。私はある学生ボランティアにインタビューを行ったが、日本語で丁寧に受け答えができていた。その他にも母国語の韓国語と英語もでき多言語に対応している学生が多く、笑顔や対応の素早さにも好感が持てた。そういう意味では個の能力としては非常に高い印象を受けた。

しかし、マネジメントの観点から見ると問題があると感じた。まず、ボランティアがユニフォームとボランティア証を掲示したまま、来場者と一緒にサービスを受けていた。また、手持ち無沙汰なのかブースごとに集団で談笑している姿が散見された。 このような状況はおそらく管理や研修に問題がある。急造でボランティアを配置しているので、組織のマネジメントができていない。個の能力が高いがゆえに非常に残念であった。

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