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フィギュアスケートの将来を担うライバル達

2018 2/14 18:01hiiragi
坂本花織選手
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世界の頂点を目指すライバル、羽生結弦選手VS宇野昌磨選手

羽生結弦選手は1994年12月生まれ、宇野昌磨選手は1997年12月生まれと年齢は3歳違うのだが、2017年世界フィギュアスケート選手権では、世界ナンバーワンの座を巡って火花をちらした。

羽生選手は2012年の全日本選手で初優勝を挙げると、2015年の全日本選手権まで4連覇を飾り日本の頂点を極めた。その間2014年ソチオリンピック、2014年世界選手権共に優勝で飾り、世界の頂点にも上り詰めた。

一方の宇野選手は、2014年、2015年と日本選手権では2位に甘んじる結果となった。2016年の全日本選手権で初優勝を飾るものの、羽生選手は出場しておらず、対戦の場は2017年の世界選手権に持ち越された。

その世界選手権で、SPを終えた羽生選手は98.39点の5位と出遅れ、104.86点と好位置の宇野選手は2位に着けてFSに臨んだ。SPの1位は、世界選手権3連覇がかかっているスペインのハビエル・フェルナンデス選手の109.05点で、このまま3連覇を達成するかと思われた。しかしFSで得点が伸びず、結局4位に終わってしまう。

5位から挑んだ羽生選手は、自身の持つ最高得点を超える223.20点を叩き出し、首位に躍り出て後続を待った。宇野選手も自身の最高得点を更新する214.45点を獲得したが、羽生選手にわずかに届かなかった。羽生選手321.59点、宇野選手319.31点で1位2位を分けあった。宇野選手がライバルと認められた瞬間だったかもしれない。

熾烈だった平昌オリンピック代表争い、樋口新葉選手VS坂本花織選手

樋口新葉選手は2001年1月生まれ、坂本花織選手は2000年4月生まれ、同年代の2人が平昌オリンピック代表選手の座を巡って火花をちらした。

樋口選手は2014年、2015年と全日本ジュニア選手権を連覇し、全日本選手権でも2014年3位、2015年2位、2016年2位とエース宮原知子選手に次ぐ2番手を確実に歩きはじめていた。特に2017-2018シーズンのグランプリシリーズでは、宮原選手とともにグランプリファイナルに出場して、オリンピック代表の座に近づいた。

一方の坂本選手は、2016年全日本ジュニア選手権で優勝はしたものの、全日本選手権では7位に終わり、2017-2018シーズングランプリシリーズ第1戦のロシア杯でも5位と目立った成績は残せなかった。しかし第6戦のアメリカ杯では変身を遂げる。宮原選手に次ぐ210.59点の高得点を叩き出し、銀メダルを獲得して一躍オリンピック代表戦線に名乗りを上げた。

平昌オリンピックの代表は2枠。1枠目は全日本選手権の優勝者で決まり、2枠目は各大会の成績、世界ランキングなど総合的に判断して決まる。全日本選手権では宮原選手が優勝して、2位は坂本選手、3位にはジュニアの紀平梨花選手が入り樋口選手は4位だった。

選考は実績のある樋口選手か勢いの坂本選手かで意見も分かれたようだが、オリンピック代表は坂本選手に決まり、樋口選手は世界選手権への代表選手に選考されて決着はついた。

平昌オリンピック団体女子フリーでは、坂本選手が実力を出しきれず不本意な演技ということで、5位という結果だった。

将来有望なジュニア世代、紀平梨花選手VS山下真瑚選手

紀平梨花選手は2002年7月生まれ、山下真瑚選手は2002年12月生まれのジュニア選手だ。2017-2018シーズンは同じく強化選手Bに指名され、国内外の大会で活躍した。

紀平選手は、ジュニアグランプリシリーズ第3戦ラトビア大会で2位、第7戦イタリア大会では3位に入り総合6位でファイナルに出場して4位の成績を残した。山下選手は第2戦オーストリア大会3位、第5戦クロアチア大会2位と紀平選手と順位ポイントでは同点だったが、タイブレークの規定により総得点の比較で7位となりファイナルには進めなかった。

国内の全日本ジュニア選手権ではSPを1位で通過したものの、6位の紀平選手にFSで逆転され、2位に甘んじている。ここまでは紀平選手がリードしているが、将来のフィギュア女子を背負う2人に注目したい。

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