キャシー・リード&クリス・リードの関係とは
キャシー・リードとクリス・リードは、日本代表として元ペアを組んでいたアイスダンスの選手だ。
名前からもわかる通り兄弟で、キャシー・リードは1987年6月5日生まれでの姉で、クリス・リードが1989年7月7日生まれの弟だ。二人ともアメリカ合衆国のミシガン州カラマズー出身で、ミドルネームのあるアメリカ名では、姉はリード・キャサリン・マーガレット(Reed Catherine Margaret)、弟はリード・ロバート・クリストファー(Reed Robert Christopher )となっている。
キャシー・リード&クリス・リードの国籍とは
姉のキャシー・リードと弟のクリス・リードは二人ともアメリカ出身だが、母が日本人なので現在は日本国籍を取得している。アイスダンスで二人がペアを組んだのは2007年からだが、キャシー・リードはすでに日本国籍を取得、クリス・リードはまだ国籍選択期限年齢には達していなかった。
そういったことからクリス・リードはアメリカと日本の二重国籍を持っていたが、ペアの姉と同じく日本代表として活躍、22歳で日本国籍を選択した。
キャシー・リード&クリス・リードがスケートに出会ったきっかけ
2人がフィギュアスケート選手となるきっかけは、若い頃にアイスダンスをやっていた母の影響からだ。キャシー・リードが7歳、クリス・リードが5歳の時に、アメリカでスケートを習い始める。母の影響もあり、2人が14歳と12歳になった時にペアを組み、アイスダンスを本格的に練習し始める。
息のあった2人はメキメキと実力を伸ばし、2005?2006年シーズンの全米フィギュアスケート選手権(ノービスクラス)で優勝した。
日本代表として活躍するキャシー・リード&クリス・リード
全米フィギュアスケート選手で優勝したキャシー・リードとクリス・リードのペアは、当時のコーチだったニコライ・モロゾフのすすめで、フィギュアの所属を日本に移すこととなる。日本に移籍後の始めての大会となる第75回全日本選手権では2位に入り、四大陸フィギュアスケート選手権出場を獲得し、総合7位となった。その後世界選手権や四大陸選手権に出場し、実績を積み重ねて行く。
2009年には世界フィギュアスケート選手権で16位の結果を残し、バンクーバーオリンピックに日本代表選手として出場枠を獲得する。2015シーズンにも全日本選手権で優勝するが、同年にキャシー・リードが引退を発表、ペアを解消す。
キャシー・リード&クリス・リードの現在とは
キャシー・リードとクリス・リードの功績は成績もさることながら、選手の層が薄く弱かった日本のアイスダンスに一石を投じたことにある。姉のキャシー・リードは引退した2015年から、濱田美栄コーチのもと、女子フィギュアの宮原選手などの若手の指導を行っている。
また、今後はアイスダンスの指導者になるために努力を重ねている。そして弟のクリス・リードは、新たに村元哉中とペアを組み、日本代表を目指しさらなる活躍を期待されている。
まとめ
キャシー・リードとクリス・リード、2人の生い立ちや歩みなどを紹介した。日本が弱かったアイスダンスを世界レベルまで引き上げた功績は大きく、今後も2人の動向が期待されている。