チアリーディングの歴史
チアリーディングの発祥は、アメリカのプリンストン大学フットボール部とされています。1897年に試合に出る選手たちを元気づけるために、3人の学生にチアリーダーという役割を任命したことから始まったようです。
チアリーディングは当初男性がするものと考えられており、1923年になって初めてミネソタ大学で女性のチアリーディングが認められました。
その後、アメリカンフットボールやメジャーリーグ球団がそれぞれのチアリーディングチームを発足するようになり、NBAもチアリーディングチームを持つようになりました。
NBAチアリーディングの有名チーム
ロサンゼルスレイカーズのチアリーダーチーム、レイカーガールズ(Laker Girls)は、レイカーズを支えるチアリーディングチームとして有名です。レイカーズのチームカラーであるゴールドとパープルを基調としたコスチュームは、馴染みのある方もいるかもしれません。
まだチアリーディングがNBAではそれほど広がっていなかったにも関わらず、レイカーズガールは1979年に任命されました。レイカーズガールは、会場を盛り上げるだけでなく、バスケットボールのエンターテイメント性をより際立たせるための役割も果たしてきました。
NBAで活躍した日本人チアリーダー
NBAのチアリーダーを経験した日本人には、小池絵未さんがいます。彼女は日本の高校でチアリーディング部に所属しており、高校卒業と同時に渡米しました。大学でもチアリーディング部に所属しており、2009年にはNBAアトランタ・ホークスのチアリーダーを務めています。
2011年にはNFLのニューヨーク・ジェッツのチアリーダーにも合格しており、NFL、NBA、NHLでチアリーダーを務めるという経歴を持っています。
日本と海外のチアリーディングの違い
日本と海外のチアリーディングの違いは、その競争倍率であるということが言えるでしょう。特にアメリカではチアリーダーは女性のロールモデルと見なされており、チアリーダーを目指す人口は日本と比較になりません。そのため、スポーツチームが行うチアリーダーのオーディションの倍率は10倍にもなると言われています。
当然、 NBAのチアリーダーには世界トップレベルのパフォーマンスやスタイルが求められるので、体形の維持やパフォーマンス向上のための努力は欠かせないでしょう。
NBAチアリーディングの裏事情
チアリーディングの世界は一見華やかに見えますが、実は過酷な世界でもあります。収入が高くないことを大きな問題として挙げることができます。スタイルや運動能力を維持するための努力が欠かせず、激しい競争倍率の中をチアリーダーになってもそれに見合うだけの報酬が約束されているわけではありません。
また、多くのチームでは、チアリーダーが選手と単独で関わることが禁止されています。挨拶すらも禁止されており、違反すれば罰則を受けることになります。
まとめ
NBAのチアリーディングの歴史や有名チームなどをご紹介しました。明るく美しい女性が活躍するチアリーディングの世界です。NBAの試合会場やイベントなどで見かけることがあれば、選手たちのプレイと共にぜひ注目してみましょう。