メルビン・ロペスを最終回に3度倒して判定勝ち
プロボクシングのIBFバンタム級王座決定12回戦が12日(日本時間13日)、米メリーランド州で行われ、同級2位エマヌエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)が同級3位メルビン・ロペス(25=ニカラグア)に判定勝ちで王座復帰した。
4団体統一王者だった現WBC・WBOスーパーバンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)が返上して空位となった王座決定戦。すでにWBAは井上拓真(27=大橋)、WBCはアレハンドロ・サンティアゴ(27=メキシコ)、WBOはジェイソン・モロニー(32=オーストラリア)が王座に就いており、後継王者が唯一決まっていないのがIBF王座だった。
試合はロドリゲスが右目上を腫れ上がらせながらも最終12回に猛攻撃。残り1分を過ぎてから3度ダウンを奪い、終了ゴングが鳴ってノックアウトこそできなかったものの、3-0の判定をものにした。
2019年5月にWBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)準決勝で、当時WBAバンタム級王者だった井上尚弥2回TKO負けでIBF王座を失ったロドリゲスは、約4年ぶりの王座返り咲きで戦績を22勝(13KO)2敗1無効試合とした。世界初挑戦に失敗したロペスは29勝(19KO)2敗。