9月に契約締結後、渡米してトレーニングキャンプ参加
バスケットボール男子日本代表の河村勇輝(23)がNBAメンフィス・グリズリーズと「エグジビット10」契約で合意したことが7日、所属する横浜ビー・コルセアーズから発表された。
エグジビット10とはNBAのシーズン開幕前に行われるトレーニングキャンプに参加するための無保証契約。NBAとNBA下部リーグ(Gリーグ)の両方でプレーできる2ウェイ契約へ切り替えられる可能性があり、富永啓生もインディアナ・ペイサーズと同契約で合意している。
河村はパリ五輪終了後の9月に契約締結を予定。締結後に渡米してトレーニングキャンプに参加し、夢のNBA入りを目指す。
今季から国内復帰予定の渡邊雄太も、2020年にトロント・ラプターズとエグジビット10の契約を結び、6シーズンにわたるNBAプレーヤーとしての足掛かりとなった経緯がある。身長172センチとバスケットボール選手としては小柄な河村にとっても、人生の岐路に差し掛かっていると言えそうだ。横浜ビー・コルセアーズ公式HPで発表されたコメントは以下の通り。
「横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝です。このたび、NBAのメンフィス・グリズリーズより『エグジビット10』契約のオファーを受け、チャレンジする決心をしたことをご報告させていただきます。まず、夢の実現に向けた今回のチャレンジにおいて、全面的にご理解とご協力をいただきました横浜ビー・コルセアーズのクラブ関係者の皆さまに御礼申し上げます。そして、ビーコルファン・ブースターの皆さま、いつも熱いご声援をありがとうございます。夢の実現に向けたチャンスを掴むことができました。しかしまだ正式な契約ではありませんので、今後より一層の努力をし、夢を実現させていきたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いいたします」