夢のNBA入りへスタートライン
バスケットボール男子日本代表の富永啓生(23)がNBAインディアナ・ペイサーズから「エグジビット10」の契約オファーを受け、受諾したことがマネジメント会社から発表された。
エグジビット10とはNBAのシーズン開幕前に行われるトレーニングキャンプに参加するための無保証契約。NBAとNBA下部リーグ(Gリーグ)の両方でプレーできる2ウェイ契約へ切り替えられる可能性があり、夢のNBA入りへスタートラインに立った格好だ。
今季からBリーグでプレーする予定の渡邊雄太も、2020年にトロント・ラプターズとエグジビット10の契約を結び、6シーズンにわたるNBAプレーヤーとしての足掛かりとなった。
ネブラスカ大学を卒業した富永は、サクラメント・キングス、ロサンゼルス・クリッパーズ、シカゴ・ブルズのワークアウトに参加したが、NBAドラフトでは指名漏れ。NBAサマーリーグにも参加せず、日本代表としてパリ五輪でのプレーに専念することでNBA入りへのアピールにつなげたい意向を示している。