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ロッテは2010年代後半に大きな変化、ドラフトでは目玉の獲得が続く

2020 1/14 11:00勝田聡
ロッテの井口監督ⒸYoshihiro KOIKE
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ⒸYoshihiro KOIKE

日本一に輝くもリーグ優勝はなし

表_2010年代のロッテⒸSPAIA

ロッテの2010年代は史上最大の下剋上から始まった。西村徳文監督就任1年目となったこの年、ロッテはレギュラーシーズンで首位ソフトバンクから2.5ゲーム離された3位に終わった。しかし、クライマックスシリーズを勝ち進むと日本シリーズでも中日を4勝2敗1分で下し、5年ぶりの日本一に輝いたのである。

ところが、翌2011年は最下位に沈むと2012年も5位に終わり、西村監督は辞任。後を任されたのは西武で日本一の経験もある伊東勤監督だった。伊東監督は2013年から5年間に渡って指揮を執り、3度クライマックスシリーズへ出場を果たすが日本シリーズには手が届かなかった。

2018年からは、前年に現役を引退した井口資仁が監督に就任、MLB経験者としては初の一軍監督となった。2年間でチームの骨格は見えてきたものの、クライマックスシリーズへの出場はまだ果たせていない。

ロッテは2010年代、日本一に輝くもリーグ優勝は掴めなかった。

2010年代後半、高校生のビッグネームが続々入団

選手の構成は大きく変わった。ロッテを象徴した選手が次々にチームを去ったのである。西岡剛はポスティングシステムを利用してMLBへと挑戦、成瀬善久(現・BC栃木)、今江敏晃(前楽天)はFAで国内移籍を果たした。サブロー、井口資仁そして福浦和也は引退。一時代を築いた選手たちがロッテのユニフォームを脱いだ。

楽しみな選手も多く入ってきた。2010年代前半には松永昂大(2012年)、石川歩(2013年)、中村奨吾(2014年)と大学生・社会人の即戦力を1位で獲得。ここ最近はドラフトでのくじ運が強く、1位指名で目玉選手を次々と引き当てている。とくに平沢大河(2015年)、安田尚憲(2017年)、藤原恭大(2018年)、佐々木朗希(2019年)と高校生のビッグネームを迎え入れたのは、もはや神業。平沢以降の選手が主力になってくるであろう、2020年代が楽しみだ。

外国人選手については、NPBの他球団を経験したプレーヤーを獲得する傾向が強い。ジョシュ・ホワイトセル、セス・グライシンガー、ホセ・カスティーヨ、クレイグ・ブラゼル、チェン・グァンユウ、ジェイソン・スタンリッジ、そしてブランドン・レアードもそうだ。

もちろん、アルフレド・デスパイネにマイク・ボルシンガーや金泰均、ルイス・クルーズなど自前で獲得し結果を残した選手もいる。また、2019年にレオネス・マーティンが入団したように、シーズン途中の補強にも積極的だ。

取り巻く環境の変化

2010年代から2020年代へ向けてはチームが大きく変わりそうだ。

経営面での変化もある。2018年12月の決算で初めて黒字を達成した。その影響もあり、同年オフには国内FA権を行使した広島・丸佳浩(→巨人)の争奪戦にも参加。2019年オフには、同じく国内FA権を行使した楽天・美馬学、ソフトバンク・福田秀平の2人を獲得した。

設備面では、2019年から本拠地のZOZOマリンスタジアムに、いわゆる「ラッキーゾーン」にあたるホームランラグーンが設置され、球場が狭くなった。その影響もあり、本塁打数は前年の78本から158本へと倍増している。

球場の特性が変われば、ドラフトや新外国人、FAなど補強における選手の獲得基準も変わる。また、球団の黒字化で補強費を捻出しやすくなったはずでもある。

このようにロッテは、2010年代後半にチームを取り巻く環境が大きく変わっている。その変化を味方につけ、まずはリーグ優勝を果たしたい。

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