初の2ケタ勝利を目指す柳裕也と髙橋光成
今シーズンも各チームともに残り30試合を切った。優勝や順位争いは勿論、個人タイトル争いもラストスパートに入る。個人成績の「大台」や「節目」を目指す選手もいる中、特に初到達が間近と思われる選手を紹介したい。
プロ野球で、先発投手の目標となる2桁勝利。現在、その大台に王手をかけているのが2016年ドラフト1位の右腕、中日の柳裕也だ。ところが、昨シーズンまでの通算成績はわずか3勝と、球団の期待には応えられていなかった。
しかし、今シーズンは開幕からローテーションに定着。前半戦で9勝2敗、防御率2.73とエース級の投球を見せ、オールスターゲームにも出場。2桁勝利到達もすぐかと思われた。
だが、後半戦に入ると思うように結果がついてこず、6試合の登板で0勝3敗と9勝のまま足踏みが続いている。2桁勝利という「壁」を突破し、「右のエース」襲名となるかは今後の登板にかかっている。
パ・リーグにも、初の2桁勝利を目前にする選手がいる。2014年ドラフト1位、西武の髙橋光成だ。昨シーズンまでは期待されながらも思うような成績を残せていなかったが、今シーズンはここまで9勝(5敗)をマーク。防御率4.39と打線に助けられている部分はあるが、チームを支えていることは間違いない。西口文也の後継者として認められるためにも、まずは節目ともいえる2桁勝利を達成したい。
その他、巨人の桜井俊貴とロッテの種市篤暉が現在7勝。9月にスパートをかければ、2桁勝利到達の可能性もあるだろう。
森友哉は打率3割ほぼ当確?
野手が規定打席に到達した上で打率3割を超えることは、先発投手の2桁勝利と同様、大きな目標とも言える。積み上げ型の勝ち星と違って、日々変動する打率はまだまだ分からないが、現段階で打率3割を上回る選手をピックアップしてみた。
昨シーズン、初めて規定打席に到達し一皮むけた中日の高橋周平。今シーズンは故障による一時離脱もあったが、既に復帰し打率.310(335打数104安打)をマーク。首位打者争いにも顔を出してきた。壁を突破できるか、ここからが正念場だ。
リードオフマンに定着した広島の西川龍馬も打撃好調で、打率.302(434打数131安打)とギリギリではあるが打率3割をキープしている。今シーズンは初の規定打席にも到達しており、打率3割という勲章も手に入れたいところだ。
パ・リーグで、首位打者争いのトップを走っている西武の森友哉。意外にも初めての打率3割に挑んでいる。現時点で打率.332(395打数131安打)と3割を大きく超えており、ほぼ当確だろう。
ロッテの主軸選手たちも大台が見えている。今シーズンは荻野貴司が打率.309(444打数137安打)、鈴木大地が打率.305(429打数131安打)と、ともに好調をキープ。とくに10年目の荻野は初の規定打席にも到達。まさにシーズンを駆け抜けている。
その他、楽天の茂木栄五郎が打率.296(479打数142安打)、日本ハムの大田泰示が打率.292(452打数132安打)と、打率3割まであと少しとなっている。
各選手たちは打率3割という一流打者の証を手に入れることができるだろうか。大台を目指す戦いはまだまだ続く。
※数字は2019年8月25日終了時点