2強に次ぐ桐蔭学園高、秋山翔吾を輩出した横浜創学館高
プロ野球界に松坂大輔(中日)をはじめ、多くの選手を送り込んでいる横浜高校。その横浜高と県内ではライバルに当たる東海大相模高も菅野智之(巨人)、田中広輔(広島)と日本代表選手を輩出している。しかし、神奈川県はこの2校だけではない。その他にも多くの高校から有力選手がプロ入りしている。
現在巨人の監督として奮闘している高橋由伸は、1997年に逆指名で慶応大学から巨人へと入団している。六大学歴代最多記録となる23本塁打を放つなど、慶応大学のイメージが強いが、高校時代から名の知れた選手でもあった。その高橋は神奈川県の桐蔭学園高校出身となっており、1991年・1992年と2度夏の甲子園にも出場している。当時の桐蔭学園高は2学年上には西武で活躍した高木大成、1学年上にはヤクルト・オリックスでプレーした副島孔太と後のプロ野球選手が在籍していた強豪でもあった。
高橋以降も阪神などで活躍した平野恵一、西武、ロッテでプレーし日本代表にも選ばれたGG・佐藤(佐藤隆彦)らが卒業。また、現役選手では鈴木大地(ロッテ)、茂木栄五郎(楽天)らがレギュラーとしてチームを引っ張っている。また、昨年のドラフト1位で西武へと入団した齊藤大将(西武)も同校から明治大学を経てのプロ入りだ。横浜高、東海大相模高に続く有力選手を輩出している高校と言えるだろう。
シーズン最多安打記録保持者で昨シーズンのパ・リーグ首位打者となった秋山翔吾(西武)。2010年ドラフトで八戸大からドラフト3位でプロ入りをはたしているが、高校は神奈川県の横浜創学館高校だ。高校時代に甲子園出場はなく、全国的には無名だったが大学で花開いた選手の一人だ。また秋山以降では、同校からは2015年ドラフト4位で阪神から指名を受けた望月惇志もプロ入りしている。