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日本シリーズ雨天順延はDeNAに吉兆?大貫晋一がスライドで中6日、優勝した1998年も2度順延

2024 11/2 18:00SPAIA編集部
横浜スタジアム,Ⓒpicture cells/Shutterstock.com
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Ⓒpicture cells/Shutterstock.com

第6戦は3日18時開始に変更

2日に予定されていたプロ野球日本シリーズ第6戦(横浜スタジアム)は雨のため3日に順延された。試合開始時間も18時30分から18時に変更。第7戦までもつれ込んだ場合も4日18時開始となる。

メリットが大きいのはソフトバンクより王手をかけているDeNAではないだろうか。第2戦に先発した大貫晋一が中5日で先発予定だったが、3日にスライド先発するため、シーズンと同じ中6日での登板となった。

ソフトバンクは元々中6日で先発予定だった有原航平が、スライドで中7日。先発投手の枚数が不足し、中継ぎ陣が奮闘しているDeNAの方が、順延によって休息が得られる点で上積みは大きいはずだ。

26年前は第1戦と第3戦が雨天順延

しかも、前身の横浜が西武と戦った1998年の日本シリーズでも2度の雨天順延の末、日本一に輝いた。

10月17日に横浜スタジアムで予定されていた第1戦が雨天順延となり、18日に行われた初戦で9-4と快勝。第2戦も4-0で勝って移動日を挟んだ21日の第3戦(西武ドーム)がまたも雨天順延となった。

敵地では連敗したが第5戦を17-5と大勝して王手をかけ、横浜に戻って26日の月曜日に行われた第6戦で2-1と勝利。最後を「大魔神」佐々木主浩が締め、38年ぶりの優勝を果たした。

地元ファンの大歓声の中、横浜の夜空に向かって権藤博監督が胴上げ。25打数12安打の打率.480、8打点をマークした鈴木尚典がMVPに輝いた。

26年前、この年から背番号18を背負った「ハマの番長」三浦大輔現監督は12勝をマーク。名実ともエースとなった。

あの感動の再現なるか。もしかしたら天気もDeNAに味方しているのかもしれない。

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