第2戦は3回途中5失点で負け投手となった大貫
DeNAが王手をかけた日本シリーズは、2日の第6戦から舞台を横浜スタジアムに移して行われる。
DeNAは10月27日の第2戦に先発した大貫晋一が、中5日で今シリーズ2度目のマウンド。前回は山川穂高に一発を浴びるなど2.1回7安打5失点で負け投手となった。
今季は6勝どまりだったが、2020年に10勝、2022年に11勝と2度の2桁勝利をマークした実績の持ち主。多彩な変化球を投げ分けてバットの芯を外したい。
ソフトバンクの先発は今季最多勝の有原航平だけに、味方打線の大量援護は期待できない。まずは立ち上がりに注意して先制点を与えないことが肝要だろう。
幸いにもソフトバンク打線は26イニング連続無得点と不振に陥っている。チームメイトがつないでくれた大きな波に乗って、一気に26年ぶりの頂点に立てるか。逆に敗れるとソフトバンクに流れを持っていかれる危険性が高まるため、DeNAは4連勝で決めたい。
初戦は7回4安打無失点で勝ち投手となった有原
後がなくなったソフトバンクは26日の初戦で7回4安打無失点と好投した有原航平が先発。前回は危なげない投球でチームを勝利に導いており、エースにかかる期待は大きい。
メジャーから日本に復帰して移籍2年目の今季は26試合で14勝7敗、防御率2.36。日本ハム時代の2019年以来となる最多勝に輝いた。
DeNA打線は、第5戦で牧秀悟が3ランを放ち、オースティンは今シリーズ打率.462、桑原将志は打率.391、梶原昂希は打率.364と振れている。ハマスタの大声援も手伝って波に乗らせないよう、有原のペースに持ち込みたい。
ここまで全てビジターチームが勝っている今シリーズ。第6戦をソフトバンクが勝って逆王手をかければ「外弁慶シリーズ」への期待も膨らむ。
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