日本シリーズ4勝1ホールドの石川
DeNAがようやく初勝利を挙げ、ソフトバンクの日本シリーズ連勝記録が「14」でストップした。30日の第4戦(みずほPayPayドーム)はソフトバンクが石川柊太、DeNAはアンソニー・ケイが先発する。
石川は今季15試合に登板して7勝2敗、防御率2.56。不調で二軍落ちした時期もあったものの、パワーカーブを武器に2020年に最多勝と最高勝率に輝いた実績の持ち主だ。
10月12日にはみやざきフェニックス・リーグの巨人戦に登板して4回3安打1失点。CSファイナルステージ第4戦に先発する予定だったが、チームが3連勝で日本シリーズ進出を決めたため中17日でのマウンドとなる。
過去の日本シリーズでは通算7試合に登板して4勝0敗1ホールド、防御率2.13をマーク。大舞台で負け知らずの勝負強さに期待がかかる。
勝てば王手のソフトバンク。地元で胴上げするためにも石川が試合を作って自分たちのペースに持ち込みたい。
CS巨人戦で6回1安打無失点と好投したケイ
一方、DeNAはアンソニー・ケイが先発する。巨人とのCSファイナルステージでは16日の初戦に先発して6回1安打無失点と好投。21日は4回途中で2失点降板したが、チームが逆転勝ちし、日本シリーズ進出を決めた。
レギュラーシーズンでは24試合に登板して6勝9敗、防御率3.42と負け越したものの、CSでの好調ぶりを発揮できるかどうかは極めて重要なファクターだ。
今シリーズは3試合とも先制点を奪った方が勝っている。充実した戦力でパ・リーグを独走したソフトバンクを相手に下剋上を果たすためには、ケイが先制点を与えないことは大前提だろう。
勝てば2勝2敗のタイとなり、ハマスタに帰ることができる。ホームの大観衆の後押しを味方につけるためにも負けられない一戦だ。
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