今季ブレイクの助っ人右腕が日本S初先発
ソフトバンクが連勝して迎える日本シリーズ第3戦。本拠地みずほPayPayドームに戻ってきたソフトバンクはC.スチュワート・ジュニアを先発に立て、一気に日本一王手を狙う。
来日6年目右腕は今季20試合に登板して計120イニングを投げ、9勝4敗、防御率1.95をマーク。規定投球回には届かなかったが、いずれもキャリアハイとなる数字を記録し、充実のシーズンを送った。
10月18日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(みずほPayPay)の日本ハム戦では5回86球4安打2失点で勝ち投手となった。そこから中10日で今日の登板を迎える。
DeNAとは今季6月8日に敵地横浜スタジアムで1度対戦し、6回3安打7奪三振、無失点に抑えていた。日本シリーズは自身初先発。進境著しい24歳が本拠地の大声援を背に、再び快投を見せることができるか。
中16日でエースの東克樹が復活登板
一方、ホームで連敗と苦しいスタートとなったDeNAはエースの東克樹が先発。今季は自己最多となる25試合に先発して13勝4敗、防御率2.16をマーク。2年連続のタイトル獲得とはならなかったが、先発陣の大黒柱として十分な働きを見せた。
ただ、12日の阪神とのCSファーストステージ第1戦(甲子園)で走塁の際に軸足となる左足を負傷し、巨人と対戦したファイナルステージでは登板できなかった。今日の登板が17日ぶりの復帰マウンドとなる。
相手先発のスチュワートJr.とは今季交流戦で投げ合い、7回97球7安打3失点にソフトバンク打線を抑えるも勝敗はつかず。チームは本拠地で戦った第1戦、第2戦に、痛恨の連敗。今日負けると後がなくなるだけに、エース左腕にはこの嫌な流れを変える投球が期待される。
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