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【日本シリーズ】地元で連敗できないDeNAは大貫晋一、地元胴上げへソフトバンクはモイネロで連勝狙う

2024 10/27 11:09SPAIA編集部
DeNA大貫晋一とソフトバンク・モイネロのインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

CS巨人戦から中9日の大貫

DeNA大貫晋一とソフトバンク・モイネロのインフォグラフィック


日本シリーズ第1戦(横浜)はソフトバンクが先勝した。やはり先制点を奪うと有利に試合を運べる。第2戦もどちらが先制するかは大きなポイントとなりそうだ。

そういう意味でDeNAの先発・大貫晋一は極めて大きな役割を担っている。持ち前のコントロールでどこまでソフトバンク打線をかわし、マイペースで投げられるか。まずは立ち上がりで細心の注意を払う必要がある。

今季は15試合で6勝7敗、防御率2.85。10月17日のクライマックスシリーズ・ファイナルステージ巨人戦では6.2回1失点の好投で勝ち投手となった。それから中9日のマウンドで状態は万全だろう。

日本シリーズは自身初の登板。下剋上達成へ、大声援を背に投げられる地元ハマスタで連敗だけは絶対に避けたい。大貫が粘り強い投球をできれば視界は広がる。

モイネロは牧秀悟を警戒

一方、幸先のいいスタートを切ったソフトバンクはリバン・モイネロが先発。先発転向した今季は25試合で11勝5敗、防御率1.88をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得した。

変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブと球種は少ないが、左腕から投げ込むストレートは平均149.3キロで球威抜群。DeNAの強力打線を相手にどう組み立てるかもポイントだろう。前日26日には「ベイスターズは打撃がいいチームだが、その中でも牧選手が印象に残っているので、勢いに乗らせないようにしたい」とコメントしている。

17日のCSファイナルステージ日本ハム戦で6回100球を投げて2失点に抑えて勝ち投手。状態に不安はないだろうが、日本シリーズ初戦で有原航平がタイムリーを放ったように、モイネロが打席に立ってどんな仕事をできるのか未知数の部分もある。

ソフトバンクが連勝すれば、日本一へ俄然有利に立つのは間違いない。ホーム福岡での胴上げを実現するためにも、モイネロの投打での活躍が期待される。

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