CS巨人戦から中6日のジャクソン
いよいよ開幕する日本プロ野球の頂上決戦、日本シリーズ。25日の初戦をホーム横浜スタジアムで迎えるDeNAはアンドレ・ジャクソンが先発する。
来日1年目の今季は25試合に登板して8勝7敗、防御率2.90。クライマックスシリーズ(CS)でも13日の阪神戦で5.2回4安打1失点、19日の巨人戦では6.1回6安打4失点と重要な局面で先発を任されている。
190センチの長身から投げ込むストレートは平均151.7キロ。チェンジアップ、カーブ、カットボール、スライダーも操る。
2010年のロッテ以来14年ぶりとなるリーグ3位から下剋上を果たすためには、初戦を取れるかがポイントだろう。地元ハマスタの大声援を背に、まずはジャクソンが先制点を与えず、きちんと試合を作りたい。
8年ぶり日本シリーズ登板の有原
一方のソフトバンクは有原航平が先発する。移籍2年目の今季は26試合で14勝7敗、防御率2.36をマーク。日本ハム時代の2019年以来2度目の最多勝に輝いた。
日本ハムとのCSファイナルステージでは16日の初戦に先発。7回6安打2失点で勝ち投手となり、チームの3連勝突破へ勢いをつけた。
シーズン防御率は有原がジャクソンを上回っているが、被本塁打はジャクソンの8本に対して有原は12本。決して広くない横浜スタジアムで一発には十分気をつけたい。
個々の戦力面で上回るソフトバンクが初戦を取れば、一気に優位に立つ。日本ハム時代の2016年以来8年ぶりの日本シリーズ登板となる有原の好投が期待される。
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