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12球団ドラフト1位指名予想 事前公表は広島のみ、最多競合は5球団の関大・金丸夢斗?【プロ野球】

2024 10/24 06:05SPAIA編集部
12球団の1位指名予想,ⒸSPAIA
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事前に公表したのは広島の1球団のみ

プロ野球のドラフト会議が10月24日午後5時から東京都内のホテルで開かれる。23日までに広島が明治大・宗山塁内野手の1位指名を公表。昨年は前日までに5球団が公表に踏み切ったが、今年は会議直前まで駆け引きが続く様相だ。

以下に、12球団の1位指名選手予想(1球団は公表)と補強ポイントをまとめた。

【西武】宗山塁(明治大・内野手)※予想
今季は歴史的貧打に泣き、野手の補強が急務な状況から今ドラフトの野手の目玉、明治大・宗山塁に入札と予想。レギュラー不在の外野手は外れ1位以降で即戦力を補充か。やりくりに苦労したブルペン補強へ即戦力投手の獲得も狙う。

【中日】金丸夢斗(関西大・投手)※予想
小笠原慎之介のメジャー移籍に備えて、即戦力先発投手の1位指名が最有力。アマナンバーワン左腕の関西大・金丸夢斗を競合覚悟で指名すると予想。2位以降で得点力不足解消の旗頭となる長打力ある野手や即戦力捕手の獲得を狙う。

【オリックス】金丸夢斗(関西大・投手)※予想
3年連続で単独指名のオリックスだが、今年は競合覚悟で”お膝元”にいる目玉、関西大・金丸夢斗を1位指名と予想。貧打に苦しんだ打線強化へ大砲候補やセンター候補も補強ポイントとなる。

【ヤクルト】金丸夢斗(関西大・投手)※予想
今季のチーム防御率3.64、556失点はともにリーグワーストで、即戦力投手の補強が急務。72イニング自責点ゼロで大学最終登板を締めた関西大・金丸夢斗を競合覚悟で指名と予想。“ポスト村上宗隆”となる将来の4番候補や、即戦力リリーフの指名も狙いたい。

【楽天】西川史礁(青山学院大・外野手)※予想
近2年で投手を重点的に指名し、投手の新陳代謝が進んだこともあり、今年はクリーンアップ候補として青山学院大・西川史礁外野手を1位指名と予想。2位以降で将来性の高い遊撃手や、先発投手のさらなる補充も進めたい。

【広島】宗山塁(明治大・内野手)※公表
12球団で唯一、明治大・宗山塁の1位指名を公表。ショートには今季ブレイクした矢野雅哉がいるが、地元出身のスター候補を加えてさらに陣容を厚くする。長打力不足解消へ一発長打が魅力の野手、高卒の先発投手なども補強ポイント。

【ロッテ】石塚裕惺(花咲徳栄高・内野手)※予想
今季は2年連続でCSへ進出したが、内野陣の運用には苦労したため、走攻守3拍子揃った高校生遊撃手、花咲徳栄高・石塚裕惺を一本釣りと予想。千葉県出身の逸材を加えて陣容を整えたい。佐々木朗希のメジャー移籍に備えて先発投手、さらに2桁本塁打を記録した日本人選手がいなかったことから長打力ある選手の獲得も狙いたい。

【DeNA】中村優斗(愛知工業大・投手)※予想
即戦力の先発投手を最優先で補強したいDeNAは、単独指名を狙う傾向も考慮して愛知工業大・中村優斗を1位指名と予想。2位以降では、高校生遊撃手や即戦力となるリリーフ投手を中心に補強したい。

【日本ハム】宗山塁(明治大・内野手)※予想
今季2位と躍進した日本ハムは、明確なレギュラーがいない二遊間の目玉、明治大・宗山塁を1位指名と予想。2位以降では先発投手とともに、他ポジションでプレーする選手が多い捕手を高校生の中から指名しておきたい。

【阪神】金丸夢斗(関西大・投手)※予想
青柳晃洋、西勇輝のベテラン勢に代わる先発ローテ候補として関西大・金丸夢斗を1位指名と予想。今季奮わなかった捕手陣に刺激を与える即戦力捕手や、大山悠輔の後継となる強打の内野手の獲得も狙いたい。

【ソフトバンク】宗山塁(明治大・内野手)※予想
2019年以来、5年ぶりに事前公表なしでドラフトに臨む。充実の戦力の中でやや手薄な二遊間を補強するため、明治大・宗山塁を競合覚悟で狙うと予想。2位以降で即戦力性の高い先発投手やリリーフ投手を獲得して投手層も分厚くしたい。

【巨人】金丸夢斗(関西大・投手)※予想
今オフの菅野智之のメジャー移籍に備えて即戦力の先発候補として関西大・金丸夢斗を1位指名と予想。さらに、強打の内野手や捕手などを将来性豊かな高校生の候補の中から獲得したい。

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