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【ドラフト】栄えある1位12人を独自予想 即戦力の投打の目玉から将来性抜群の高校生まで多士済々

2024 10/24 06:00SPAIA編集部
関西大・金丸夢斗投手,ⒸSPAIA
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競合確実の投打の目玉

プロ野球のドラフト会議が10月24日午後5時から東京都内のホテルで開かれる。以下に、1位指名候補となる12人の選手をまとめた。

金丸夢斗(関西大・投手)
最速154キロ左腕は5月中旬の「腰の骨挫傷」の影響により今秋は中継ぎに専念したが、10試合で計15イニングを投げて防御率0.00をマーク。昨秋から72イニング連続自責点0の無双投球を披露し、大学ラストシーズンを終えた。

高い制球力を誇り、決め球のスプリットを筆頭に変化球の精度も高い。速球派でありながらどの球種でもストライクが取れる、1年目から2桁勝利が期待できる即戦力の逸材だ。何球団が競合するのか注目が集まる。

宗山塁(明治大・内野手)
投手の目玉が金丸なら、野手の目玉は宗山塁。今春は右肩甲骨骨折に右手中指骨折と相次ぐアクシデントに見舞われたが、秋のリーグ戦で復活。21日の早大戦で2安打を放ち通算116安打とし、元阪神の鳥谷敬(早大)を抜いてリーグの歴代8位タイに浮上した。

攻守ともにムダな力みがなく、特に流麗なフィールディングは芸術の域。地元・広陵高出身の逸材獲得へ既に広島が1位指名することを公表。こちらも競合することが確実視されている。

1位指名は確実、競合の可能性もある4選手

中村優斗(愛知工業大・投手)
圧倒的な出力の高さを備える大学生トップ級右腕。今秋のリーグ戦では自己最速を1キロ更新する160キロを計測。1イニングを三者凡退で締め、大学の公式戦最終登板を締めくくった。フォーク、スライダーのキレも抜群で、金丸と並ぶ即戦力の先発候補だ。

西川史礁(青山学院大・外野手)
大学日本代表の4番を務めるなど、大学球界屈指のスラッガー。長打力と高いミート力を兼ね備えた打撃はアマ球界トップクラスで、3月には「侍ジャパン」トップチームにも選出された。センターを守れる守備面の評価も高く即戦力となれる外野手だ。

渡部聖弥(大阪商業大・外野手)
即戦力外野手としては西川と双璧の存在で、広角に長打を飛ばす右の長距離砲。昨年から侍ジャパン大学代表入りし、中心打者として活躍した。打撃だけでなく足や肩もアマチュア球界トップクラスで、今秋は三塁手としても問題ない動きを見せていた。

石塚裕惺(花咲徳栄高・内野手)
高校生ナンバー1遊撃手の呼び声高い強打が魅力の石塚は、甲子園では初戦敗退もU18の日本代表で4番打者として活躍。走攻守が高いレベルでまとまっており、高校生の候補の中では図抜けた存在だ。

高校生も逸材揃い、一本釣りの可能性も

藤田琉生(東海大相模高・投手)
198センチの長身から投げ下ろす最速150キロの直球と、スライダーなど多彩な変化球のコンビネーションで打者を制圧する投球が魅力。全国屈指の強豪、東海大相模高のエースとして今夏、チームをベスト8へ導いた。将来性の高さでは今ドラフト随一の存在だ。

柴田獅子(福岡大大濠高・投手)
西武ファンの祖父から獅子(れお)と名付けられた186センチ右腕。恵まれた体格から投じる速球は今夏には149キロにまで達した。さらに、高校通算19本塁打を誇る強打も併せ持ち、二刀流として注目を集めている。甲子園出場こそないが高校生投手で一番最初に名前を呼ばれてもおかしくない。

今朝丸裕喜(報徳学園高・投手)
世代をけん引する最速151キロ右腕。センバツ甲子園では昨春と今春、計8試合に登板して防御率1.91をマークし、2年連続準優勝に貢献した。角度ある球筋と高い制球力が武器で、将来のエース候補として注目の存在だ。

齋藤大翔(金沢高・内野手)
高い身体能力を生かした超高校級の守備が魅力の遊撃手。軽やかなフットワークと三遊間の最深部からでも刺せる強肩は、一見の価値あり。俊足で打撃も4季連続で県大会打率が4割を超えた。プロの世界での大化けが期待される逸材だ。

「大学生豊作年」で即戦力期待の逸材が他にも

篠木健太郎(法政大・投手)
最速157キロの速球と切れ味鋭いスライダーが武器の本格派右腕。木更津総合高時代は1年夏に甲子園のマウンドに上がり、3年時は主将兼エースとして投打に活躍し、千葉県独自大会優勝に導いた。法政大でも1年秋から登板し、エースとしてチームをけん引している。

麦谷祐介(富士大・外野手)
走攻守3拍子揃った左打ちの外野手。昨年の全国大会では当時青山学院大の下村海翔(現阪神)、常廣羽也斗(現広島)の両ドラフト1位右腕から一発を放った。プロでも武器となる快足と長打力を兼ね備えており、即戦力としての期待も大きい。

以上、12選手がドラフト1位指名されると予想する。その他にも強打の三塁手、青学大・佐々木泰や即戦力先発左腕候補の環太平洋大・徳山一翔と富士大・佐藤柳之介、最速153キロ右腕の神戸弘陵高・村上泰斗らが候補となる。

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