球団ワースト11連敗中の髙橋光成
開幕から11連敗中の西武・髙橋光成が汚名返上へ、10日の日本ハム戦(エスコンF)で今季初勝利を目指す。
昨季まで3年連続2ケタ勝利を記録していたエースが苦しんでいる。今季ここまで14試合に先発して0勝11敗、防御率4.13、QS(6回以上自責点3以下)も5度のみと昨年までの姿は見る影もない。
前回登板した3日のオリックス戦(ほっともっと神戸)では、6.2回103球を投げて8安打3失点と粘りの投球を見せるも、打線の援護なく球団ワーストを更新する11連敗。開幕からの11連敗は1960年の大津守(近鉄)と並んでパ・リーグワーストタイ記録となった。
日本ハム戦は今季2試合とも敵地で登板して、0勝2敗、防御率5.40の成績。だが、右腕は「徐々に状態が上がってきているなかで、これまでの投球を見直すことに加えて、ここからさらに良くなるためにどうしていくか、ということも意識して練習してきました。日本ハムは若いチームで勢いもあるので、1人ひとりしっかり対戦していきたいですし、福岡で勝ち越してきたチームの勢いに乗りたいと思います」と今季初勝利へ息巻いた。
昨季は3戦3勝、防御率0.86と好相性だったエスコンFで、長いトンネルを抜けることができるか。
自己最多の11勝をマークしている伊藤大海
一方、日本ハムの先発は伊藤大海。今季はここまで22試合に先発してリーグトップタイとなる11勝(4敗)を挙げ、防御率3.10、QSも14度マークするなど安定した投球を見せている。
前回登板した3日のソフトバンク戦(みずほPayPay)では、7回101球を投げて5安打7奪三振3失点の力投で、キャリアハイとなる11勝目を手にした。そこから中6日で今日の登板に臨む。
西武戦には今季3試合に登板し、「マダックス」を達成するなど2勝無敗、防御率2.35の成績。直近8月11日(エスコンF)の対戦では、7回7安打5失点も打線の援護にも恵まれ、勝利投手となった。
自己最多の11勝はソフトバンクの有原航平と並んでリーグトップタイと、最多勝のタイトルも視界に捉える4年目右腕。自身初タイトル獲得、そして球団6年ぶりのクライマックスシリーズ進出に向け、今日も勝利へと導く投球を披露する。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・髙橋宏斗-ヤクルト・M.ヤフーレ(バンテリンドーム)
阪神・青柳晃洋-DeNA・東克樹(甲子園)
広島・森下暢仁-巨人・菅野智之(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
楽天・古謝樹-ソフトバンク・石川柊太(楽天モバイル)
オリックス・A.エスピノーザ-ロッテ・唐川侑己(京セラD大阪)
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